ベランダガーデニング講座:植物の基礎知識 home
ベランダガーデニング講座
コンテンツ協力:東京テクノ・ホルティ園芸専門学校
4.1.1 植物の基礎知識
 植物は光や水、土などの要素なしには、健全に生育することができません。ガーデニングをはじめる前に、植物の生育に必要な基本的要素を確認しましょう。

1. 植物の生育に欠かせない要素
  
植物は日光のエネルギーを使って光合成を行い、生育に必要な栄養分をつくります。植物によって光合成を行うために必要な光の量はそれぞれ異なります。

  
植物体の90%は水分でできています。植物は土壌中の水分を根から吸収したり、葉からの蒸散により、体内の水分量を適度に保ちます。

  
土は植物体を支え、植物が生育に必要な水分や栄養分が含まれています。植物にとって適した土とは通気性や通水性、保水性や保肥性に富むものを指します。また、土の種類により重量にも差がありますが、特にベランダで植物を育てる場合は軽い土壌が適しています。

  栄養素(肥料)
土中に含まれる有機物は植物の生育や開花や結実に欠かせません。また、3大栄養素として窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)があり、生育ステージにより必要な養分バランスは変化します。これらの栄養素は、土壌中の水分に溶け込み根から植物体内に吸収されます。庭植えなどの自然の環境下で植物を育てる場合を除き、鉢植えで育てる場合は一般にこれらの栄養分は肥料として人間が与える必要があります。

  
通気性は風の影響を大きく受けます。通気性がよいと新鮮な大気が植物に運ばれるとともに適度な空中湿度が保たれ、光合成や蒸散が順調に行われます。通風が悪いと空中湿度が高くなり植物体が蒸れて病虫害が発生しやすく、逆に強風の場合は植物が倒れることもあります。特にベランダで植物を育てる場合は、風環境をきちんと把握し、その環境を踏まえた対策を立てましょう。

2. 生育サイクルの相違による植物の分類
植物は生長のサイクルにより、主に以下のように分類されます。

  1、2年草
種をまいてから1年ないし2年以内に開花結実し、枯死するもの。

  宿根草
開花結実後、一定期間地上部が枯れ、根株だけの状態ですごすもの。

  球根植物
生育不適な時期になると茎や根など植物体の一部が肥大化し、養分を貯蔵し休眠するもの。

 1、2年草は宿根草や球根植物に比べて個性的で花色が多い反面、メンテナンスに手間がかかります。逆に宿根草は、2〜3年に一度植え替えるだけで、維持管理にはそれほど手間がかかりません。

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