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肥料は植物が生長するうえで大切な栄養分を補給する食事の役割をしています。植物の生育に合わせて適切な施肥をすることで植物が丈夫に育ち、長く楽しむことができます。
- 1. 肥料の種類
- 肥料は主に化成肥料と有機質肥料との2種類に分けられます。
- ◆化成肥料
- 無機物を原料として化学合成してつくられた無機質肥料のことです。肥料成分が根にすぐに吸収される速効性のものが主ですが、つくり方を工夫した緩効性のものもあります。固形タイプと液体タイプがあり、液体タイプには水で希釈して使うものとそのまま使用できるもとあります。
- ◆有機質肥料
- 天然素材を原料にした肥料のことです。肥料成分は発酵分解して無機質になってから吸収されるので遅効性ですが「肥料あたり」しにくいです。
- ベランダガーデニングでは臭いのない化成肥料が使いやすいでしょう。ただし、野菜やハーブなどを栽培するときは体内に入るものなので極力有機質肥料を使うようにします。
- 2. 「効き方」による肥料の使い分け
- 肥料の効き方は3パターンあります。目的に応じて使い分けましょう。
- ◆緩効性肥料
- 施したときから効き始め緩やかに長く効果が持続します。持続効果は各種あり元肥、追肥にも使えます。固形の化成肥料がこのタイプです。
- ◆遅効性肥料
- 効き方は遅いのですが、長く効きます。元肥として使用し、有機質肥料がこのタイプです。
- ◆速効性肥料
- 水に溶けやすい成分を使用しているので施すとすぐに効きますが、反面持続効果が短いです。追肥として定期的に施します。化成肥料と液体肥料がこのタイプです。
- なお間違えやすいのですが、鉢土などに差して使うアンプル剤は「活力剤」といって肥料ではありません。日光不足や植え替え時、夏バテ回復、冬場の体力強化などに使います。しかし最近では低濃度の肥料成分が含まれているものもあるので確認してから使用しましょう。
- 3. 生育ステージに合わせた施肥
- 肥料は施す時季によって名称がついています。ここではベランダガーデニングで必要な施肥種類を紹介します。
- ◆元肥
- 植物を植え付けたり、植え替えるときに前もって土に混ぜたり、埋めたりする肥料をいいます。
元肥は植物の生育期間中、肥料効果が長く効くものがよいので緩効性や遅効性タイプの肥料を使います。
緩効性肥料は植え付け直前に混ぜても大丈夫ですが遅効性肥料は2〜3週間前に施しておきます。
- ◆追肥
- 生育期間の長い植物や生育旺盛な植物は元肥だけでは栄養が足りなくなりますが、その際に追加して施す肥料を追肥といいます。
追肥には液体肥料などの速効性肥料を定期的に施します。液肥は濃い濃度のものより薄い濃度のものをこまめに施すほうが植物に吸収されやすく効果があります。
また追肥のなかで、固形状のものを鉢土の上に置くことを「置き肥」といいます。緩効性化成肥料や固形の有機質肥料を使用します。
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