盆栽講座:直幹・枝つき論 3 home
盆栽講座
4. 直幹・枝つき論 3
 最後の枝は「前枝」と呼ばれる枝です。やはり盆栽に出入り、遠近感をつけるために、幹の前方に伸びる前枝を用意します。ただし前枝は幹の2/3あたりから上に、3〜4本もつければ充分です。そして前枝だからといって幹の真正面、私達の目をまっすぐ突き刺すようにはつけません。ほんの少し幹の左右へ振ります。もっとも幹の上部になると、横枝も幹前方へ伸び出すものがでてきますので、厳密にこれこそ前枝というものを意識しなくてもよいものなのですが・・・。
 以上ざっと盆栽の直幹とはいかなるものかについて述べてみました。この理論にすべての直幹盆栽があてはまるわけではありませんが、ともかくこれが厳然たる「規範」なのです。 初めてこの講座を読まれた方はさぞびっくりしたことでしょう。盆栽とはこんなにも厳密なものだったのかと。 まあそうもいえます。でも実際は厳密でありながらも、もっともっと自由で、楽しいものでもあるのです。次は「模様木」といわれる圧倒的多数を占める盆栽樹形について述べてみます。これまた初めて読む人は、目からウロコが何枚もこぼれ落ちることでしょう。

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