盆栽講座:良い模様木とは home
盆栽講座
8. 良い模様木とは
 ここまで典型的な悪い幹模様について述べてきました。では反対に良い模様木・良い幹模様とは、どんなものなのでしょうか。
 まず図(ア)をご覧ください。
 この「くの字」模様こそ、単純ではありますが、最も標準的な「良い模様木」の原点なのです。
 本当に単純な幹模様ですが、まず模様木の基本中の基本、幹の立ち上がりが斜めに立ち上がっています(右でも左でも素材により、どちらに倒れていてもよい)。
 立ち上がった幹は、螺旋状とは異なり、垂直線から徐々に遠ざかると、今度は途中で垂直線目指してスゥーッと戻ってきています。そして最後は垂直線ピッタリか、ほんの少しオーバーした所で幹模様が完了しています。
 しつこいようですが換言すると、幹模様は樹冠部に達するまで一ヶ所として垂直線をオーバーしていません。これが模様木の大原則となるのです。
 次の(イ)は、転回点(垂直線から最も遠くなり、そこから再び垂直線へとターンする点)を、(ア)の5対5から6対4、時に7対3あたりに上げた図です。
 後ほど述べますが、こうすることで、模様木としての樹形、品格はぐんと増すことになります。
 最後の(ウ)は、腰高にクゥーッと小股が切れ上がった(イ)をさらに複雑な幹模様にしたものです。樹高の低い模様木は、たいてい(イ)の幹模様になっていますが、樹高が高く(長く)なるにしたがって、(ウ)のような、二つの懐を持つ、より手の込んだしゃれた幹模様へと発展させることが可能になります。
 そして幹模様が面白く複雑になるだけでなく、こうすることで後述する「役枝」という枝味・枝芸の中心となる枝も、思い切りのびのびと自由に作ることが可能となるのです。

会員の方はMyフォルダがご利用可能です。ログインしてからご利用ください。
会員でない方はご登録いただきますとご利用になれます。

盆栽講座トップへ

分野別講座トップへ

ホーム

support@hanaippai.com
花いっぱい.com に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
Copyright©2008 花いっぱい.com All rights Reserved.