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| 盆栽講座 |
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| 9. 基本的幹模様へ「小節」を入れる |
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「良い模様木とは」を理解していただけたら、次はいよいよ基本的幹模様の「味つけ」へと踏み込んでみましょう。 図はその一例です。いいことはいいものの、何となく物足りなかった幹模様に、可能な限り「小節」を取り込んでみました。樹種・樹齢によって、既にこの小節を入れることが不可能な素材は多々ありますが、若木のうちに幹模様を付ける時は、なるべくこの小節づくりに挑戦してみましょう。 かつて一度も針金かけなど幹を強く曲げていない素材は、真柏や五葉松、黒松などでは10年生以上の木でもまだまだ幹は軟らかいので(もちろん個体差はありますが)、将来のためと、しっかり曲づけしましょう。雑木類は概して折れやすいので、慎重の上にも慎重に針金で曲づけします。 松柏類ははるかに折れにくく、さらには幹の二ヶ所や三ヶ所、バリンと半分近くを折っても構いません。折らないに越したことはありませんが、曲づけはそのくらい厳しくするべきなのです。 盆栽界には「針金三千鉢」という格言が、昔はありました。昭和期までは、この格言に刺激され、日々夢中で針金かけに励み、一人前の盆栽師になろうとする若者もかなりいましたが、平成の現在では、そのような修行に励む人は、めっきり少なくなったようです。 三千鉢どころか、盆栽園に入って丸二年たつというのに、ろくに針金をかけたことのない若者すら結構いるのです。こうなるとやる気のある人はグッとチャンスが増えるわけです。 またアマチュアの人も、研究心が旺盛で、センス・筋さえ良ければ、下手なプロを追い越すことも可能です。 今一度「針金三千鉢」を肝に銘じ、各素材の唯一最善の美を生み出す能力を身につけましょう。
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