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| はじめての盆栽 |
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| 6.3 梅の花の咲かせ方 二番枝開花法 |
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最後にご紹介する方法は、近年多くの栽培家が採用している梅の短枝開花法です。 この方法は水も特に辛くする必要もなく(温暖地の人は水切れ法を併用している人もいますが、二番枝がさほど伸びない寒冷地の人ほど、生長期、4月〜10月の水やりは、鉢土表面が乾き出したらたっぷりという普通のやり方をしています)、枝も折りだめ法の1/3程度にしか伸びないので、栽培面積もとりません。 また前二者の方法と違って、5月中〜下旬に今年伸びた枝のほぼすべてを葉を1〜2枚残して切り詰めるため、そのあとに伸び出す二番芽(枝)との際に一曲がつくことになり、より盆栽風の枝味となってくれます。 では以下、順を追って最も花芽付け効果が高く、枝もより盆栽風味となってくれる二番枝開花法を述べていきましょう。 まず花後に枝を正確に切り詰めて植え替えた梅は、遅霜の心配がなくなったらよく太陽に当て、水も多目に与えて、春から伸び出した最初の新芽(一番芽)を5月中旬ごろまでスクスクと育ててやります。 そしてこの一番芽がしっかりと充実した5月中旬に、強く長く伸びた枝は、葉っぱ一枚を残して、すべてをバッサリと切り詰めてしまうのです。この時残そうとする一枚の葉の葉柄が、あいにく枝の上側についている場合は、そこで切ると次に伸び出す二番目がほぼ上向きに強く伸びてしまう立ち枝となってしまうため、その先の枝の横に葉柄がついている2枚目の葉を残して、つまり2葉残しで切るのが特に大切なコツです。 この辺のところはかなり高度なテクニックというか、知ってしまえば当り前のテクニックなのですが、今のところは横向きについている葉1〜2枚で切るとご納得下さい。 次いでさほど強くない枝は、同じく横向き(水平方向)についている葉2〜3枚を残して切り詰め、あまり強くない枝は、3〜4枚を残して切り詰め、短枝といわれる3〜5cm止まりの枝は、そのまま切り詰めずに残します。 すると10日もすると、梅は残した葉のつけ根から二番目の芽を伸ばし始めます。 そしてこの二番芽は、5月の一番の生長期に最初の芽をバッチリ切り詰められているため、その後、伸びることは伸びますが、水切り法や折りだめ法のようには徒長しません。 しかも二番芽が延びきって枝となった時も、枝の太さは前者の方法より倍は細く仕上げられます。そして、花芽も7月後半〜8月までには、二番芽の葉元に、びっしりついてくれるのです。 あとは落葉後にそれでも長く伸びすぎたなと思う枝を花芽を残して軽く切り詰めると、なんとあなたの梅は、去年の梅より数段樹格が向上しているのです。 そのはずです。どうかそうして下さい。この最後の梅の二番枝開花法をマスターすれば、あなたはあともう少しの専門知識と技術を付け加えることで、まことの梅栽培の名人、達人になれるのです。 では梅については一応これで終らせていただきます。 でも「あともう少しの専門知識と技術」について知りたいという人が、東に数人、西に数人、北や南にも数十人とまとまるようでしたら、その時は改めてもっと突っ込んだ記述をさせていただこうと思っております。 今回の記述だけで、すべての人がウメ栽培の名人になれる訳はありません。 ウメにはもっともっと奥深いウメの苦しみが隠されているのですから。 |
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