古代ギリシャの時代から、人々は首飾りや冠を花で作り、身につけるという利用方法があったようです。
摘んだ花をそのまま器にいけるだけでなく自らの手で加工し、装飾する。人と花は、常に密接な間柄だったと言えるでしょう。
日本では座敷、床の間などを飾る「いけばな」として発展し、伝統を形づくりました。
一方、ヨーロッパでは、その時々の時代背景や、生活環境に対応するようにさまざまにスタイルを変えながら発展しました。
フラワーデザインが日本に本格的に紹介されたのは、明治時代初期。西欧文化が文明開化の名のもとに次々と導入される中、園芸技術などと共に装飾技術として伝わりました。
その後、いくつかの戦争を経て、日本国内の生活環境も劇的に変化し、現在のような洋式化された居住空間が大半を占めるようになりました。
元来、西欧の生活洋式を飾るために発展したフラワーデザインを、そのまま受入れられる環境が整い、一般家庭でも楽しむようになりました。
フラワーデザインが社会に浸透するにしたがい、フラワーデザインの知識・技能を用いてプロフェッショナルとして活動するフラワーデザイナーや、趣味・教養としてフラワーデザインを楽しむ愛好家の急増など、フラワーデザインを取り巻く環境も多様化してきました。
現在、皆さんもご存知のとおり、フラワーデザインは住空間、商空間という垣根を越えて、さまざまな場面で生かされています。今後も我々の生活や文化の変化に合わせ、フラワーデザインもさらに発展することでしょう。
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