フラワーデザイン講座:季節のアレンジ:秋色のシュトラウス home
フラワーデザインの基礎
監修:(社)日本フラワーデザイナー協会
6. 秋色のシュトラウス
制作:NFD講師 松戸圭子 / アトリエposy
 朝晩の涼しさと、月夜の輝きがなんとなく秋の到来を感じさせてくれる・・・そんな季節になりました。お花屋さんのショウウィンドウも、今年トレンドのワインレッドやエンジ系の秋色の花たちがたくさん陳列されています。そう、ちょっと心が疲れたときはお花屋さんへ足を運んでみてください。今まで見たことも無いお花と出会え、HAPPYな気分になれるかも!
 さて、今回はそんな秋色のお花達とプランターや庭に咲いているグリーンを組み合わせて、かわいいシュトラウスブーケを制作してみましょう。
ポイントは、
1. ステム処理をきちんと行うこと
2. 水揚げをきちんと行うこと
3. お花の種類でグルーピングし束ねていくこと
4. 短時間で制作すること
以上です。
 それでは始めましょう。

用意するもの
<資材>
・ ラフィア
 シュトラウスを縛る紐
・ 花器
 ステム処理した花材の水揚げにも使用
<花材>
・ スプレーバラ(赤) 1〜2本
・ スプレーカーネーション(アプリコット) 2本
・ ヒペリカム(茶、赤どちらでも) 1本
・ リンドウ(ピンク) 1本
・ コットンブッシュ(またはワレモコウ) 1本
・ 雪柳の枝 少々
・ ミューレンベキア 少々
 (ジャスミンのツル・アイビーでもOK。葉の小さいものを使用。)
・ センニチコウ(またはスプレーバラ) 2〜3本
※雪柳、ミューレンベキア、センニチコウは庭から採取したものを使いました。皆さんもお庭の花やグリーンを上手に利用してみましょう。

下準備
1. ステム処理
 それぞれの花材を20〜25cmの長さにカットし、花先から10cm下の部分のステム処理をします。
 ヒペリカムの葉は、すべて落とします。バラは多少花先の葉が残っていてもOKです。
※ステム処理・・・ステムは「茎」のこと。アレンジの妨げになる葉や枝を落とし、作業しやすくするための下準備です。

2. 水揚げ
 ステム処理が終了した花から20〜30分水揚げを行います。
※初めて制作する場合は時間がかかるので、途中水が下がってしまわないよう、しっかり水揚げをしてください。

手順
1. 基礎を作ります。
・ バラの花先から10cmの場所(ここが結束の位置になります)を、利き腕と反対腕の親指と人指し指で軽く持ちます(つまり右利きだった左手で)。
・ バラの花を囲むように雪柳を入れていきます。このとき、バラの茎に対して雪柳の葉先が左へ15〜20度位傾くように束ねていきます。
 雪柳は茎と茎が滑らないように、花と花がくっつかない様にするための「あんこ」の役割で使用します。できるだけ花より低めに使いましょう。

2. お花を組んでいきます。
 花や葉は、必ず左上から右下に傾けながら束ねていきます。作品を手の中で少しずつ回しながら制作するのがポイントです。
・ ヒペリカムを左上から右下へ滑らせるように1本ずつ入れます。
・ リンドウはグルーピングして入れると良いでしょう。全体の花の量、色のバランスを見ながら左から右へ入れます。

 結束の位置が太くて持ちにくくなったら、親指と人差し指で「輪っか」を作るようにして持ちます。
 アレンジはお花が生き生きと見えることが第一。制作の過程であまりぎゅっと握り締めてしまわないように気をつけましょう。

4. 残りのお花を入れます。
・ スプレーカーネーションはグルーピングし、アップダウンを付けながら入れていきましょう。
・ コットンブッシュとセンニチコウ(またはスプレーバラ)を入れます。


 そろそろ腕が疲れてきましたね。でももう一息頑張ってください。疲れた時は、結束の位置を崩さないようにそーっと持ち替えましょう
 綺麗なスパイラルになっているかどうかはステムの広がりで確認します。花の広がりと同じ幅に広がりがあり、ステムが交差していなければOK!

5. アクセントをつけます。
 仕上げにミュウレンベキアでアクセントをつけます。ツルの曲がりや向きを利用して、色々遊んでみましょう。

6. ラフィアで縛ります。
 ラフィアを水でぬらし、写真のように親指でしっかり持ちます。
※ラフィアは乾燥したままで縛ると切れてしまう恐れがあります。必ず水でぬらしてから使用してください。

 次に長い方を反対の手で持ち、手前から花束を持っている親指と人指し指の上をなぞるように巻き、人指し指側で1回、手前にもってきて1回と少しずつ絞っていきましょう。この操作を2〜3回繰り返し縛っていきます。

 最後に花束をテーブルの上に置き、両方の手でしっかりかた結びします。

7. 出来上がり!
 ステムの長さは、花束全体の長さの1/3にカット(切り口を斜めに)し、器に生けて出来上がりです。
 ステキに出来上がったでしょうか?腕が痛くなった方はいませんか・・・?


おまけ - ラッピングしてみましょう -
 自分で制作したシュトラウスをラッピングしてみましょう。
 ラッピングするときのステムは1/3よりやや長めで、ステムに対して直角にカットしましょう。(斜めにカットすると搬送時に怪我をする危険があるので。)

 ティッシュペーパーをステムに巻き、水につけ軽く絞ってください。そのうえからアルミホイルを巻きます。
※お届けまでに時間がかなりある場合、ティッシュを巻いたステムを少し水が入ったビニール袋でくるみ、水がこぼれないようにしっかり巻きつけて固定しておくと良いでしょう。

 これはクレープペーパーにフリルをつけ、2重にスカートのように巻きつけ、ラフィアで縛ったものです。
 こんな風にラッピングして、プレゼントに添えて贈ってみてはいかがですか?

次回はハローウインのアレンジです。おたのしみに!!

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