| 現在ではほとんどの鉢花が開花直前か1〜2輪咲き始めた頃に鉢植えとして売られていますが、自分でタネを播いたり球根を植えたりしてじっくり育て楽しみたいのであれば、まず自分の育てる花の性質を知らなくてはなりません。
わかりやすく、例えばフリージアを最初から育てるとします。フリージアは秋植え球根植物ですので、南関東では9月中旬から10月初旬に球根を植え込みます。4号鉢では5球、5号鉢だと8球を均等に並べ、球根の頂上部が隠れるように覆土(土をかける)します。土はまず鉢底にゴロ土を1〜2層並べ、その上に新しい園芸培養土を、自分で作るなら赤玉土・砂・腐葉土(またはピートモスかバーミキュライト)の3種の等量混合土を入れて順次球根をセットし、覆土します。その際に、鉢の上部にうまくウォータースペースができるようにしてください。そして鉢穴から水が流れ出るまでたっぷりと水をやったら10日ほど日陰におきます。その後は午前中の陽光を大切に、半日は日光に当てていると、10 月末には本葉が5枚以上に育ってくれます。霜が降りる寸前に暖かい室内に取りこみ、光と風には当たるようにしながら0℃以下にならないように管理します。寒さの深まりとともに水やりは3〜4日に1回程度にしていると、早いものは2月から咲き始めます。
また、球根を掘り上げて貯蔵し毎年使うのであれば、肥料をちゃんと与えなくてはいけないし、夏の高温期をどの様に乗り切らせるか、という問題も出てきます。北欧などの冷涼地では、早春に球根を植えて秋には花を咲かせることもできるそうですが、東北、北海道などを除いては、日本の高温多湿の夏はフリージアが最も嫌う栽培条件でもあるのです。
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