最初によーく肝に銘じておいてほしいことは、
鉢花の害虫は見つけやすく退治しやすいが、 病気は見つけにくく治療が大変
ということです。
●鉢花の病気と害虫
病害虫が発症・発生した時、すぐに次項に述べる方法をとれば、害虫の時は ほぼ100%助けることができるでしょう。しかし病気の時は、うどんこ病と灰色カビ病、モザイク病、スス病、赤星病、餅病あたりなら ほぼ100%近く治療できますが(早期治療が条件です)、炭そ病、花腐れ菌核病、青枯れ病、黒星病、枝枯れ病、軟腐病、白紋羽病、白絹病などの多くの場合は、発生した時点ですでに手の付けられない手遅れ状態のことが多いのです。
一応「これこれの薬で消毒を・・・」ということはいえますが、内心は「一刻も早く苗は引き抜いて焼却処分し、土はビニール袋に入れてゴミとして出し、容器は再び使うならよく洗ってアルコール消毒して・・・つまり、アキラメナサイ!」といいたいのです。
ですから病気にはよくよく気をつけなければなりません。そのためには清潔な環境(用土、容器も含む)と、太陽とそよ風と、チッ素過多を避けた適切な肥料と、上手な水やり(葉水なども含む)です。
それでも運が悪いと病気は発症してしまいます。なぜなら病原菌は鉢花の周りの植木・庭木から、そしてあなたの家の周囲の家庭から、近くの雑草から、「高温多湿のムシムシ波」にまぎれてひたひたと押し寄せてくるからです。
●病害虫は避けられない
鉢花の場合は、庭木・盆栽・果樹・野草に比べ、病害虫の予防と治療ははるかに楽といえますので、この講座を参考にしつつ、日ごろの観察を細やかにしていってください。アブラムシやカイガラムシが原因でスス病やモザイク病を発症するという「複合例」もあります。
庭木、果樹、盆栽などを育てている人は、ただその樹木だけの問題ではない、ということもご承知おきいただくと、より病害虫への対応が素早くなることと思われます。
病気・害虫は多かれ少なかれ発生するものです。
- 病害虫の発生しにくい栽培管理
- 発生したら、早期発見早期治療
対処法は、これに尽きるのです。
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