ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:不調の時のハーブ対策 home
ちょっとしたハーブの話
活かす ─ 食・美容・健康に使えるアイデア ─
6. 不調の時のハーブ対策
 寒い季節だけでなく、体質によっては季節の移りめは体調を崩しやすかったり、朝晩の寒暖の差があって、風邪をひいてしまったりもしがちです。
 薬を飲むほどでもない、ちょっと不調、というときに、その不調の具合に合わせて、ハーブの香りを楽しみながら、自分なりのケアをしてみてはいかがでしょう。ティーにして飲む、体の中から整える方法と、香りを漂わせて外から浄化させる方法をご紹介します。

ハーブティーで体内を整える
胃腸の具合がよくないとき・・・
 ハーブティーは不調の具合によってアレンジしてみます。例えば胃腸の具合がよくない、というときには、しょうが・カモミール・ミントを加えたティーがよいでしょう。この3つは単品でも、2種または3種ブレンドしてみても相性がよいですし、この他にも胃腸機能を整える効果の期待できるハーブは多いので、持っているハーブにこの3つのハーブをブレンドしてみるのもよいでしょう。
 例えば朝はリフレッシュ効果の香りのミントを、夜はリラックス効果の香りのカモミールを加えてみる、というのも方法です。少量のミントには鎮静効果もあるといわれるので、夜、カモミールティーを飲むというときに少しミントを加えても飲みやすくなります。しょうがはほんの少し使えばハーブ全般と相性がよく、きりっとひきしまった味になります。また、むかつきがあるときにはしょうがとミントの組み合わせが、胃の中がすーっと軽くなり、その気持ちよさと、薬効的にもおすすめです。

のどが痛いとき・・・
タイム
 のどが痛かったり、いがいがするときにはのどの炎症に効果があるといわれるタイムやマロウ、ユーカリのティーを試すといいでしょう。マロウは味がほとんどなく、タイムとユーカリは単品では少しくせがあって飲みにくいことで、のどがすーっと気持ちよくなるペパーミントを少し加えると味もまとまります。さらにのどの痛みを和らげるはちみつを加えてもいいでしょう。
 タイムは非常に殺菌効果に優れるので、濃いめにハーブティーを作っておき、うがい薬としても使えます。少し塩を入れるとさらに効果が期待できそうです。また、殺菌効果に優れるお酢を水で薄めてうがいをする、という民間療法がありますが、そのお酢を、タイムを漬け込んだタイムビネガーにするとさらに効果が高まるでしょう。お酢はにおいが強いと敬遠する人が多いかもしれませんが、タイムビネガーにしておくと日持ちがする、という利点があります。

香りで外から浄化する
ローズマリー
 次に、香りをたたせる方法を紹介します。自分はもちろん、一緒に住んでいる人が風邪をひいてしまったり、病気になってしまったとき、部屋に蒸気をたたせると、殺菌効果と、香りによる心地よさを得られることができます。前述のタイムやミントもですが、香りがよく持続性もあり薬効も高いローズマリーも効果的です。
 方法は、小鍋(香りを強めにしたいので小鍋を使う)にお湯を沸かし、つかるくらいのローズマリーを入れてふたをして1分ほど弱火で加熱し、そのまま香りをたたせたい部屋に持っていき、ふたをあけ、湯気がなくなるまで置いておきます。こうすると部屋に蒸気がいきわたるため、空気の乾燥を解消する効果もあり、菌を軽減する効果も期待できます。ローズマリーには頭脳を明晰にし、集中力を高める効果があるとされるので、仕事や勉強などにもいいでしょう。もし一人暮らしなど小さめの家なら、火にかけている間ふたをせず、常に湯気をたたせても構いません。家中にローズマリーのほのかな香りがいきわたるでしょう。
 体調とは関係がありませんが、ローズマリーは食事にも邪魔にならない香りであること、においを消す効果もあることから、キッチンのにおい消しに使うという手もあります。魚や肉料理、にんにくを使った料理など、においが気になるときに、食事の後の片付けの間、弱火でたいておいてもよいでしょう。

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