ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:暮らしに使えるハーブビネガー 前編 home
ちょっとしたハーブの話
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8. 暮らしに使えるハーブビネガー 前編
 環境にやさしく安全、そして効果もあることで、最近、食用にできる重曹やお酢を洗剤がわりに使う方法が紹介されています。特にお酢は身近にあるもので、暮らしの様々な場面で使える優れものです。
 お酢を掃除などに使う場合は6〜10倍、場合によっては100倍くらいに薄めて使いますが、酢のツンとしたにおいが少々気になります。そこでハーブの出番です。ハーブをお酢につけこんで、ハーブの香りと薬効を溶かし込ませたものを作っておきます。

 これは料理に使うハーブビネガー(ハーバルパントリー参照)と同じようなものです。(作り方はハーバルパントリー参照。ただし、今回のように外用として使う場合、ハーブの量は倍量くらいに増やします。)暮らしのどういう所にどういう形で使うかで、相性のよいハーブも変わってきます。
 それでは外用としてのハーブビネガーの使い方を、用途別適性ハーブもあわせて順にご紹介していきましょう。


キッチンで使うビネガー
ペパーミント
 酢は酸性なので、水あかや石鹸かすなどアルカリ性の汚れを中和する効果があります。アルカリ性の汚れには他に、尿、電気ポットの内部の汚れ、水あか、たばこのヤニ、野菜のあくによる鍋の黒ずみなどがあります。
 湯のみについた茶渋やコーヒーカップについたシミもお酢をしみ込ませたスポンジでこするときれいに落ちます。ごぼうやれんこんなどアクの強い野菜を煮た時に鍋についたアクは、薄めた酢水を入れて煮たてるとアクがとれてきれいになります。

 酢は消臭にも効果があります。においも汚れと同様アルカリ性と酸性の2種あり、嫌なにおいを消すには中和することが必要です。酢はアルカリ性のにおいに効果があります。アルカリ性のにおいとは魚の生臭いにおいやたばこのにおいなどです。(生ごみのにおいの多くは酸性です。酸性のにおいにはアルカリ性のせっけんや重曹を使います。)

タイム
 キッチンでの掃除に酢を使うのは、酢は食用のため安全で安心、ということも大きいでしょう。お酢には穏やかな漂白効果があるので、お酢をしみ込ませた布巾でまな板をまんべんなく拭くときれいになり、殺菌効果も得られます。冷蔵庫内も少量のお酢をしみ込ませた布巾で拭くときれいになります。
 キッチンには、さわやかな香りと抗菌効果の期待できるペパーミントやタイム、ラベンダーが適しています。また、嫌なにおいには消臭効果の期待できるパセリとペパーミントのブレンドもよいでしょう。酢のにおいが気になる時にはローズマリーを加えてみるのも一案です。

掃除に使うビネガー
レモンバーベナ
 窓ガラス磨きには、お湯5〜6:酢1で窓を拭くと汚れが落ちやすく、その後汚れがつきにくくなります。ひどい汚れには洗剤の後、水拭きし、仕上げに酢を6倍程度に薄めた水で拭きます。
 固くしぼった雑巾での畳や床の水拭きにも、お酢少々溶かした水を使えば殺菌効果が期待できます。
 こういった掃除には、さわやかで香りの強めのハーブ、ラベンダー、レモンバーベナ、ローズマリーなどを使ってみてはいかがでしょう。

衣類、洗濯に使うビネガー
ラベンダー
 洗濯物をすすぐ時に小さじ1杯程度のお酢を入れると、ごわごわ感がなくなります。また、ストッキングなどの静電気の防止にも役立ちます。
 布おむつを洗う時にもオススメです。おむつに残った尿のアンモニア成分を中和し、洗剤のアルカリ性も中和して肌触りがやわらかになります。デリケートな赤ちゃんの肌にも安心です。
 洗濯物にはすがすがしい香りで抗菌効果の期待できるラベンダーが向いています。ラベンダーとタイム、また、ラベンダーとローズマリーの組み合わせもオススメです。

 次回、後編はハーブビネガーの美容への使い方をご紹介します。

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