ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:体を温めるハーブティー 前編 〜ハーブティーブレンド〜 home
ちょっとしたハーブの話
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11. 体を温めるハーブティー 前編 〜ハーブティーブレンド〜
 寒い冬がはじまりました。あたたかいお茶が心身ともにほっとさせてくれる季節です。今回はこんな季節におすすめの体を温めるハーブティーのお話です。

 体を温めるハーブの中でハーブティーで楽しめる身近なものにはカモミールやローズマリー、そしてしょうがやシナモンといったスパイスがあります。 他にサフラワー(紅花)や、スパイスではカルダモン、ブラックペパーも体を温めてくれます。 これらの体を温めるハーブは風味の強いものが多く、配合や分量を間違えると薬くさいものになってしまったり、味が強すぎてしまったりしてしまうこともあります。
 配合を考える時、「このハーブを味わいたい」というものがあればそのハーブを全体量の7〜8割くらいにして、薬効と味、香りを考え、他のハーブを少し合わせるとまとまった味になりやすいです。この方法は失敗が少ないのですが、ちょっと難しいのは「こんな時に飲みたい」「こんな症状を改善してくれるような」という時のハーブのブレンド。 こういう時はどういう雰囲気の味と香りにしたいのか、いつ飲みたいのか、どういう効能を期待したいか、ということを考えてハーブを選び、そしてそれぞれの分量を考えてみるとよいでしょう。
体を温めるハーブだけの組み合わせでも配合具合でおいしくなりますが、ほんの少し隠し味に、体を温めるハーブ以外のハーブを加えてみると味がひきしまったり、奥行きのある風味にしあがったりします。ちょっとした裏わざです。

 それでは、おいしくて体を温めてくれるハーブティーのブレンドを具体的に紹介していきましょう。


朝の目覚めをさわやかに、仕事に…
ペパーミント
  「ローズマリー、ペパーミント、レモングラス」
 すっきりさわやかな香りでリフレッシュ効果の高いブレンド。すっきり感を強めたい時はペパーミントを多めに、さっぱりした風味を楽しみたい時はレモングラスを多めに配合します。
 やる気や集中力を高める香りのブレンドなので、仕事や勉強の時にもおすすめです。

風邪をひいたかな、という朝に…
ローズマリー
  「ローズマリー、カモミール(ローズヒップ、ペパーミント、オレンジピール)」
 明け方、のどが痛かったり、夜、咳がでたり、ちょっと風邪気味かな?という朝に。カモミールと、朝向きにすっきり感のあるローズマリーを中心に、風邪の予防にもいいビタミンCたっぷりのローズヒップをブレンド。さわやかな風味です。飲みにくい時はしゃきっと目覚めさせてくれるペパーミントを少し加えてみたり、体を温める効果のあるオレンジピールを少し加えてまろやかなフルーティーな風味にしてもおいしいです。

ゆったり夜のくつろぎタイムに…
レモンバーベナ
   「カモミール(ミント、レモンバーベナ、レモンバーム)」
 カモミールだけでもいいのですが、ほんの少しミントを加えると安眠効果が高まるといわれます。カモミールの香りが苦手なら、レモンバーベナ、レモンバームといったレモンの香りを加えると飲みやすくなります。
 レモンバーベナ、レモンバームはリラックス効果が高いといわれるハーブなので、味だけでなく、効能での相乗効果も期待できそうです。

ぽかぽかブレンド 風邪のひきはじめに…
レモンバーム
 フルーティータイプ
  「カモミール、しょうが、シナモン(カルダモン)」
 カモミールを全体の7〜8割くらいにして、しょうが(あればカルダモンと)を少量、シナモンは風味づけ程度にほんの少しだけ加えます。
 スパイシータイプ
  「しょうが、シナモン、紅花」
 紅花はくせのある香りと味なので、好みの分かれるハーブでしょう。シナモンの香りをきかせて、しょうがのぴりっとした風味をつけると飲みやすくなります。

ティータイムに…
   「しょうが、シナモン、(カルダモン、ブラックペパー)」
 紅茶、ミルクを合わせてスパイスミルクティーのチャイにしてみても。あればカルダモン、ブラックペパー(少量)を加えると複雑な風味になります。
 
 作り方(2人分):
 (1)カルダモン2〜3コ、ブラックペパー1〜2粒は包丁の背などでつぶして
    おく。
 (2)スライスしたしょうが4切れほど、シナモンスティック5cmくらい(ない場合は
    粉末)、カルダモン、ブラックペパーを水150ccと共に火にかける。
 (3)沸騰したら紅茶の葉 小さじ4を加えて火を止める。
 (4)紅茶の葉がひらいたら牛乳150ccを加えて火にかけ、沸騰前に火を止め
    てこしてできあがり。
 きび砂糖や三温糖を小さじ2ほど加えておくと、コクもでて本格的なチャイ、という味になります。 水と牛乳の割合は好みでかえてください。牛乳を使わないで作ると、かなりスパイシーできりっとしたシャープな味わいになります。

 この他、少し入手しにくいかもしれませんが、ヤロウ、ダンディライオン(セイヨウタンポポ)、セルピルム、そして料理に使われることの多いセボリーも体を温める効果が強いといわれています。


 次回は「体を温めるハーブティー 後編 〜あたたかフルーツハーブティー〜」です。

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