ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:体を温めるハーブティー 後編  〜あたたかフルーツハーブティー〜 home
ちょっとしたハーブの話
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12. 体を温めるハーブティー 後編 〜あたたかフルーツハーブティー〜
 冬におすすめの体を温めるハーブティー。今回はハーブとフルーツとの組み合わせのお話です。

 市販されているフルーツハーブティーにはハーブとフルーツとのブレンド、紅茶とハーブとフルーツのブレンドがあります。 ドライフルーツが入っていても多くは香料で香りをつけているようです。
 自家製でハーブとドライフルーツをブレンドしてフルーツハーブティーを作ってみると、オレンジピールやレモンピールは風味がそれなりに残りますが、他のものは香りは薄めで思ったような香りにならなかったりします。 そこでドライフルーツの代わりになるのが、1.季節の果物、2.マーマレードやジャムなどの保存食、3.100%の果汁ジュース、です。

 以上の中から冬向きのあたたかいハーブティーに向く1と2を、果物とハーブの組み合わせとともにご紹介しましょう。


季節の果物、りんごを使う
 りんごはさわやかな風味で様々なハーブと合います。香りのよい皮を紅茶に加えてアップルティーに使ったりしますが、農薬やワックスの心配がある時は、香りは少し落ちますが果実をスライスして加える方法もあります。 ドライハーブと一緒にスライスしたりんごを入れて熱湯を注ぎ、ふたをして数分抽出します。(使ったりんごは食べられますが、味がぬけてしまっています。) 紅玉りんごは香り高くおすすめです。

<りんごと相性のよいハーブ>
ハイビスカス、ローズヒップ、ローズゼラニウム、ローズ、ラベンダー、ローズマリー、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ、レモンタイム、タイム、ペパーミント、スペアミント、シナモン、しょうが、キャラウェイ など

<ブレンド例>
「×レモングラス、ローズマリー」
 さわやかな風味のレモングラスときりっとした香りで体を温めるローズマリー。消化促進作用にも優れたブレンドです。レモングラスには発汗作用があり、風邪にもいいといわれています。 レモングラスを中心に、ローズマリーは少なめに配合します。ローズマリーの強さがりんごでマイルドになります。レモングラスとローズマリーの香りにはリフレッシュ作用があります。ペパーミントを加えてもよいでしょう。
「×ハイビスカス(+ローズヒップ、ローズゼラニウム又はローズ)
×ハイビスカス(+ローズヒップ、ラベンダー)」

 ハイビスカスティーは見た目もきれいなルビー色。ローズゼラニウムやローズ、ラベンダーを合わせると、はなやかなとてもよい香りになります。香りも薬効もリラックス作用が期待できます。 利尿や便通作用がありむくみを改善するハイビスカスとローズヒップ、ビタミンCの豊富なローズヒップ。心、体、ホルモン系のバランスを調整してくれるローズ、ラベンダー、ローズゼラニウム。美容にもよい女性向きのブレンドティーです。

<Arange Menu : Hot Dessert Recipe>
「ハーブ風味のりんごコンポート」
 りんごの果実を味わうハーブ風味のホットデザートです。
(作り方)
1.ハーブティーをやや濃いめにいれる。(お湯の分量を1/3量くらいにする。)
2.りんごは適当な大きさに切り、耐熱容器にいれレモン汁をかけてラップなどでふたをし、レンジに1〜3分、果肉が透き通る少し前まで加熱し、ハーブティーを加えてさらに1分ほど果肉が透き通るまで加熱する。
3.仕上げにハチミツで甘みをつける。
 ※ハーブティーの分量を多くすれば飲むデザート、少なくすれば食べるデザートです。後者はホイップクリームなど添えるとちょっと豪華なデザートになります。

マーマレードやジャムなどの保存食を使う
 特にプリザーブドタイプ(果肉が残っているもの)は果物の香りがよいのでおすすめです。柑橘の果皮を使ったマーマレード〜甘夏、オレンジなどオレンジ系のもの、柚子など〜は体を温めてくれます。 柚子は韓国の「柚子茶」用のもの(柚子の皮を使ったジャムのようなマーマレードのようなもの。「柚子茶」と表示されていることもあります。お湯に溶いて飲みます。)でも使えます。 最近は薬局やスーパーなどでも入手しやすくなりました。

<甘夏、オレンジなどのマーマレードと相性のよいハーブ>
ペパーミント、スペアミント、カモミール、ローズマリー、タイム、ハイビスカス、ローズヒップ、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ、シナモン、しょうが、カルダモン など
マーマレードは多くのハーブと合います。薬効はオレンジピールとほぼ同じと考えてよいでしょう。オレンジピールには体を温める効果、鎮静作用があります。せきを鎮める作用もあります。

<ブレンド例>
「×カモミール、ローズマリー」
3:1くらいのブレンドで。フルーティーなやさしい香りの中にほのかなローズマリー風味。ローズマリーが味をひきしめます。体を温める組み合わせです。
「×カモミール、ペパーミント」
4:1くらいのブレンドで。体を温め安眠効果の期待できるブレンド。夜向きです。
「×カモミール(+タイム、レモングラス、レモンバーベナ、ローズヒップ、ペパーミント)」
風邪やインフルエンザの時におすすめのカモミールを中心にしたブレンド。のどの痛みにはタイムを、熱がある時にはビタミンC豊富なローズヒップを、胃腸の具合が思わしくない時にはレモングラス、ペパーミント、レモンバーべナなどを合わせます。

<柚子マーマレードと相性のよいハーブ>
ペパーミント、スペアミント、ローズマリー、タイム、ローズヒップ、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ、シナモン、しょうが など
柚子の繊細な香りと相性がよいのは香りのあまりないハーブ、又はすっきりした香りのハーブです。柚子の香りがデリケートなので、ハーブティーは少し薄めにいれるといいでしょう。

<ブレンド例>
「×しょうが、ペパーミント」
すっきりさわやかな風味。ぴりっとしたしょうがの風味にミントのすっきり後味です。

<Arange Menu : Hot Dessert Recipe>
「とろみハーブティーのマーマレードがけ」
葛粉でとろみをつけたちょっと和風のあたたかいおやつドリンクです。葛は体を温めてくれるハーブ(漢方系)です。
(作り方)
1. 濃いめにハーブティーを作り、粗熱をとっておく。
2.水溶きした葛に少しずつ加えてよく混ぜる。小鍋にいれて、又は容器にいれてレンジで加熱しとろみをつける。
3.仕上げにマーマレードをのせて、からめながら食べる。
 ※葛の分量は、仕上がりがトロトロ(やわらかめ)かプルプル(固め)か好みで調節します。

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