ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:季節の栽培方法〜秋〜ハーブの増やし方・挿し木 home
ちょっとしたハーブの話
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8. 季節の栽培方法〜秋〜ハーブの増やし方・挿し木
秋はハーブを更新するのに適した季節です。そしてハーブを増やすための挿し木にも適した時期です。ハーブを刈り込む時に合わせて行ってみてはいかがでしょう。 今回はハーブの主な増やし方の「挿し木」の話です。挿し木の方法、挿し床の作り方など細かく紹介していきましょう。


挿し木とは
ペパーミント
 植物の茎、葉、枝の一部を切り取って土や水に挿し、同じ個体をうみだす(発根させる)方法のことです。挿し木の利点は、一度にたくさん増やせることができるということ、種から育てるよりも成功率が高いということ、そして特にハーブの場合、同じ香りのものが増やせるというのも魅力です。 例えば同じ姿形の「ペパーミント」でも、植物自体も、育てられた環境や育てられ方でも香りは違います。なので、苗を選ぶ時もハーブの名前で選ぶのではなく、ちゃんと香りを確かめることが重要になってくるのです。  ハーブの場合、枝を挿す「枝挿し」が一般的です。挿し木は真夏と冬をのぞき、行うことができます。

挿し床
 はじめに挿し床(枝を挿すための土をいれたプランターや箱のこと)をつくります。挿し床は発根させるためのものなので、深さはあまりいりません。15cmもあれば大丈夫です。 四角い網のトレイなどは持ち運びも便利でおすすめです。挿し床の土は、水はけ、水もちがよく、そして大切なのは肥料分のない土、を選ぶことです。挿し床用の土も売っています。 一番底には鉢植えなどでも使うような大粒のごろ土をいれ、その上に鹿沼土、赤玉土、パーミキュライトなどを混ぜたり、一種類で使います。枝が安定するよう、細かめの土を選びます。 土をいれたら表面を平らにならしておきます。

枝挿し
ローズマリー
ローズゼラニウム
 茎や枝の一部を切り取って挿す方法で、芽挿し、挿し芽ともいいます。ハーブの茎や枝のしっかりしたものを選び、6〜7cmで切り取ります。切り口を広くしておく方が発根しやすくなるので、切り取った切り口は鋭利なカッターで斜めに切っておきます。 この切り取った茎や枝を「挿し穂」といいます。挿し穂を土に挿す時には土に挿す部分の葉をとらないといけません。大体目安としては葉を4〜5枚、ローズマリーラベンダーなどは1/2程残して、残りの葉は先の細いはさみで切り落としておきます。これで挿し穂の調整が終わりです。
 挿し穂はすぐに挿し床に植えるのではなく、30分ほど水をいれたコップなどにたてて水あげしておきます。挿す直前まで水につけておくと、いい状態で挿し木ができます。例外として、ローズゼラニウムなどゼラニウム類は水を嫌うので水に挿さずに切り口を乾燥させてそのまま挿し床に挿します。

挿し木
ラベンダー
 用意した挿し床に、じょうろで底から水がでるくらい水をまんべんなく与えます。そこに挿し穂を挿していきます。挿す深さはミントなど茎のものは大体2〜3cm、ローズマリーラベンダーなど木質化した枝は4〜5cmくらいです。 枝の場合そのまま挿せますが、茎のものは挿しにくいので、お箸などで挿し床に穴をあけておくと挿しやすく、バランスよく挿すことができます。穴をあけたところに挿し穂を挿し、まわりの土をぎゅっと集めて固定させます。水やりをしても倒れないようにきちんと固定させることが大切です。
 管理は半日陰の場所で(発根するまでは日除けをします)、鉢植えと同じように土が乾いたら水やりをたっぷりします。挿し床の場合土が浅いので、毎日こまめに土を触ってみてみる方がよいでしょう。 25℃くらいに保つようにするのが理想です。夜寒くなる場所なら室内に取り入れた方が安全です。根は、ミント類などで10日〜2週間ほどで、ローズマリーラベンダーなどは1ヶ月程かかることもあります。根が伸びてきたら、鉢植えや地植えにします。

水挿し
レモンバーム
ミント類レモンバームなどシソ科のハーブで成長力の旺盛なものは、コップなどの水に挿し穂を挿して日のあたる暖かい場所においておくと1〜2週間程で根が出てきます。 挿し穂の作り方は上記の通りです。水は清潔に保つことが大切。特に発根させる時は暖かい所いおいておくので水は毎日取り替えるようにしましょう。

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