ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:ハーブティーをおいしく レモンとオレンジの香り〜レモンピールとオレンジピール〜とハーブの合わせ方 home
ちょっとしたハーブの話
活かす ─ 食・美容・健康に使えるアイデア ─
20. ハーブティーをおいしく… レモンとオレンジの香り
〜レモンピールとオレンジピール〜とハーブの合わせ方
ドライハーブティーをおいしくまとめる、レモンピールとオレンジピールのお話です。ドライハーブは単品だと個性を感じられる分、青くさみや苦みなどクセを感じたりすることもあります。 また、長く保存したものや封をあけて時間がたち香りが少し薄くなってしまった時にもおすすめなのが香りを足す方法です。それにぴったりなのがレモンピールとオレンジピールです。
 ピールとは皮のこと。皮は固いので、皮をブレンドした時は葉や花だけのハーブの時よりも長めに、熱湯を注ぎふたをして5分くらい抽出します。 ずっとつけたままにしておくと香りも味も濃くなりそう、と思われるかもしれませんが、皮にはほのかな苦みがあり、つけたままにしておくと香りは強まっても苦みがどんどんでてしまうので注意してください。


香りをいかす使い方のご紹介
レモン、オレンジ、それぞれの香りをいかす使い方をご紹介します。
<レモンピール>
 さわやかな香りとすっきりした風味が、草(葉)の青くさいにおいが気になるもの、味にクセがあるもの、そういったハーブの強さをやわらげます。例えば料理によく使われるスパイシーさとグリーン感の強いハーブ、ローズマリー、タイム、セージなどと組み合わせるとシャープできりっとした風味になり、飲みやすくなります。 さらに少量のペパーミントやスペアミントをブレンドするとさっぱり感が高まります。
 また、味のまとめ役にもなります。レモンバーム、レモングラス、レモンバーベナなどレモンの香りのハーブに合わせるとレモンの香りをひきたたせ、まとまりのよい香りになります。レモン汁でもよいですが、レモンピールにはレモン汁のような強さや酸味がないので、レモンの香りだけがいきたやさしい風味になります。
 花のハーブで香りが華やかすぎる、甘い香りが気になる、というものにブレンドするとすっきりと飲みやすくなります。例えばラベンダーティーに。レモンを加えるとやさしい中にすっきり感がプラスされます。
<オレンジピール>
 甘くフルーティーな香りをつけてくれます。レモンの香りのハーブやミントなどとも相性がよいです。  甘い香りのハーブ、ラベンダー、カモミール、ローズなど花のハーブと組み合わせるとリラックス効果が増し、華やかさな香りになります。リンデンやエルダーフラワー、マリーゴールドなど、ほのかな甘みのある花の香りとも合います。そういった花のハーブで少しクセがある、と感じる人はオレンジピールをブレンドすると飲みやすくなります。
 また、オレンジピールはオレンジの香りと持続性のよさからもスパイスとも合います。シナモン、カルダモン、フェンネルなど、スパイスティーで楽しむスパイスと合わせると間違いなくまとまります。オレンジピールは薬効が高く、漢方などでも使われます。胃腸機能を整え、体を温める効果に優れているので、オレンジピール+スパイスは、香りの調和だけでなく、体を温める効果もアップします。

アロマテラピーと同じく香りが持つ効果
レモン、オレンジ、それぞれにはアロマテラピーと同じく香りが持つ効果、というものがあります。
<レモン>
 レモンはリフレッシュ効果。やさしい鎮静効果もあるといわれます。集中力を高め、目覚めさせる効果があり、やる気をおこさせます。頭をはっきりさせるので気分転換にも適した香りです。仕事、勉強の時にぴったりの香り。適した時間は朝や食後、鎮静効果があるので少量で夜にも向いています。
<オレンジ>
 オレンジはリラックス効果の高い香り。鎮静効果に優れ、安眠効果が期待できます。 気持ちを穏やかにさせるだけでなく、元気づける作用もあります。夜の眠りの前や、休日のリラックス時間に、おすすめです。

 こういった香りの持つ力を知っておくと、気分に合わせてブレンドすることもできます。

冬の季節におすすめのブレンド例
そういった香りの持つ効果もふまえた冬の季節におすすめのブレンド例を体調に合わせてご紹介します。
<体を温めたい時>
レモンピール&ローズマリー(&ペパーミント)
血行促進作用が高いローズマリー。つんとした香りとやや苦みがあるので単品では飲みにくいこともあります。そんな時にはさわやかな風味のレモンを合わせるとレモングリーンの風味でおいしくまとまります。香りには共に集中力を高め、目覚めさせる効果があります。このブレンドには同じような効果を持つペパーミントを少しブレンドしてもおいしくなります。朝や気分転換におすすめです。
オレンジピール&カモミール(&シナモン)
オレンジピールは単品で体を温める効果があります。そこに同じような効果のあるカモミールを加えると、甘みとフルーティー感が増します。シナモンを加えるとスパイシーな味わいに。さらに体を温めてくれます。オレンジ、カモミール共にリラックス効果のある香りなので、夜やお茶の時間、休日のゆったりした時間にぴったりです。
<のどをすっきりさせたい時>
レモンピール&タイム
タイムは殺菌力が強く、うがい薬にもなるくらいのどに効果的。ですが、タイム単品だとくせがあったり量が多すぎると料理風になったり。レモンを添えるとスパイシーなレモネード風になって飲みやすくなります。活力を与えてくれる香りのブレンドです。
オレンジピール(レモンピール)&マロウ
マロウはのどの炎症を和らげるハーブ。マロウ自体にはほとんど香りがしないので、柑橘系の香りを添えると風味が増します。マロウはリラックス効果も期待できるのでオレンジピールと合わせるとオレンジの香りの力でその薬効が高まるでしょう。また、マロウティーにレモン汁を加えると淡い水色が淡いピンク色に変わります。
<胃腸の具合がよくない時>
レモンピール&ペパーミント
むかつきなど胃もたれをすっきりさせるブレンド。ミントが口も胃もすーっとさせてくれます。会合で飲み過ぎや食べ過ぎの時に、飲み過ぎで食欲のない朝にも。そういった胃が弱っている時は、少し薄めにいれるとよいでしょう。レモンミント風味は目覚めさせる効果があり気分転換にもおすすめです。
オレンジピール&カモミール(&レモングラス又はレモンバーム)
お腹をあたためるので下痢などにも効果が期待できます。カモミールのりんごに似た香りとオレンジの香りが混ざってフルーティーな味わいです。リラックス効果の高い香りです。レモングラスやレモンバームを少し添えてもよいでしょう。共に胃腸機能調整作用があります。レモンバームをブレンドすると鎮静効果が増します。


 レモンピール、オレンジピールはハーブに組み合わせるのももちろん、紅茶とのブレンドもおいしく楽しめます。レモンピール&紅茶は酸味のないやわらかなレモンの香りの紅茶。オレンジピール&紅茶は体を温める効果も高まります。オレンジピールに紅茶、そこにシナモンを加えると甘い香りが増し、体を温める効果もさらに高まります。

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