ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:ハーブの肥料〜有機質肥料〜のはなし home
ちょっとしたハーブの話
育てる ─ ハーブ選び・栽培に役立つヒント ─
10. ハーブの肥料〜有機質肥料〜のはなし
 植物を育てる時、栄養を補う時に肥料を使います。肥料には大きく分けて天然の有機質肥料(動、植物、貝など)と、無機質肥料(化学合成肥料)があります。有機質肥料の動物性のものは牛糞、鶏糞、骨粉など、植物性のものは油かす草木灰、又、土にも分類される腐葉土もそのひとつです。 堆肥というのはこうした多種類の有機物を堆積して熟成させたものをいいます。腐葉土は土ですが、堆肥であり、土壌を改良したり栄養分を含むため、有機質の肥料ともいえます。
 肥料はそれぞれに栄養分が違います。肥料には窒素、リン酸、カリという三要素があります。肥料の袋にNPKと書かれているのはその三要素のことです。N窒素Pリン酸Kカリのことで、N-5・P-3・K-5など書かれている数字はそのバランスを意味します。窒素は葉つきをよくし、リン酸は花や実つきをよくし、カリは根を強くします。 有機質肥料にはそれぞれ含まれる栄養素が異なるので、何の肥料を使うかはどう育てたいかで選ぶといいわけです。ですが気をつけないといけないのは過剰に肥料を与えること。ハーブの肥料は控えめに、が基本です。過剰になると株が弱まるだけでなく香りが悪くなることもあるのです。
 ハーブに肥料を与えることを施肥といいます。施肥は土づくりの際に行う元肥と成長する過程で行う追肥があります。ハーブの場合、それなりの大きさに育っていれば追肥は収穫後に行うくらいで大丈夫です。
 では有機質肥料を栄養分の多く含有されるものに分けて、ご紹介していきましょう。


窒素有機肥料
【堆肥】
 肥料になる成分は0.5%くらいです。有機成分が豊富で土壌の改良にも効果があります。元肥によく使われ、効果は長期持続します。この堆肥には腐葉土(「ハーブのはなし53」参照)、主に樹木の川を原料に発酵させた土、バーク堆肥などがあります。

【油かす】
 原料は大豆や菜種。窒素成分は5%程度含まれています。リン酸成分2%程度、カリ成分1%程度含有します。油脂成分を搾り取った残りです。元肥や追肥に使われます。

【牛糞】
 窒素成分を2%程度含みます。効果は長期維持されます。

【魚粉】
 遅効性ですが草木灰を1/3程度混ぜると分解が早まり、カリ成分の補給にもなります。

リン酸有機肥料
【骨粉】
 リン酸成分が20%以上含まれるため、少量で効果があります。遅効性なので元肥に使うとよいでしょう。窒素成分は3%程度含有しています。

【鶏糞】
 リン酸成分が5%程度。窒素成分3%程度、カリ成分1%程度含まれバランスがよく利用範囲が広く、元肥、追肥に使えます。

【米ぬか】
 リン酸成分が4%程度、窒素成分2%、カリ成分1%程度含有。古くから元肥として利用されてきた肥料です。堆肥の分解を促進する効果があり、油かす、骨粉を併用すると効果が高まります。

カリ有機肥料
【草木灰】
 木、草、ワラなどを燃やした灰。カリ成分5%、リン酸成分2%程度含み、窒素成分が含まれていません。酸性土壌の中和にも役立ち、元肥として使われます。ただし、雨水と共に成分が流れ出すため、持続性はあまりありません。


 このような有機質肥料は含まれている肥料成分が少なく、そのバランスが異なるため、2種以上混ぜて使う方がバランスよく効果も期待できます。バランスよく配合された有機質の配合肥料も販売されています。 これら有機質の肥料は遅効性のものが多いので元肥にするとじっくり効いてきます。即効性が欲しい時、又、室内で育てる時に細菌の繁殖防止を期待したい時には無機質肥料の化成肥料を使うとよいでしょう。

会員の方はMyフォルダがご利用可能です。ログインしてからご利用ください。
会員でない方はご登録いただきますとご利用になれます。

ハーブ講座トップへ

分野別講座トップへ

ホーム

support@hanaippai.com
花いっぱい.com に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
Copyright©2008 花いっぱい.com All rights Reserved.