ハーブ講座:ちょっとしたハーブの話:剪定ハーブで香りを楽しむ home
ちょっとしたハーブの話
活かす ─ 食・美容・健康に使えるアイデア ─
54. 剪定ハーブで香りを楽しむ
秋はハーブの庭仕事に適した季節です。夏に大きく育ったハーブや、これからの寒さ対策に、耐寒性のないハーブは剪定をしたり、株分けをしたり、挿し木にしたり。涼しくなって、ハーブの香りを楽しみながら、作業も気持ちよく行えます。
  

作業の中で、必ずといっていいほど必要なのが剪定です。一夏で大きく育ったハーブは剪定すると切ったハーブがたくさん出てきます。ごみとして捨ててしまうのはもったいないもの。たくさんのハーブを使うなら、香りを楽しむ方法がおすすめです。この方法だと、食用に向かないハーブも使えます。 「収穫ハーブの使い方」で、ハーブの部分別の適した方法をご紹介しましたが、今回はそんな香りを楽しむ方法と、剪定のハーブが多かった時、時間がない時に簡単にできる乾燥の仕方をご紹介します。

食用には不向きで香りのいいハーブには、チェリーセージをはじめとする観賞用のセージ、カラミントなど花を楽しむ観賞用のものなどがあります。また、食用にあまり向かないもの、香りが強すぎて食用に使うならほんの少し、というハーブには、ローズゼラニウムやレモンゼラニウムなどのゼラニウム類があります。 これらの剪定ハーブで香りを楽しみましょう。これらのハーブだけの組み合わせ以外にも、薬効のあるハーブを合わせるなどして、気分や場所で香りを選べば、楽しみ方が広がります。

生のハーブを楽しむ

<部屋の香りに・・・>
ほうろうや耐熱ガラスなど、見ためにきれいな大きめの容器にハーブをたくさんいれて、熱湯をたっぷり注ぎます。部屋中にいい香りが漂います。アロマポットを大きくしたような感覚です。 どんなハーブでも使えます。玄関や居間、寝室にはラベンダーやゼラニウムなどの甘い香りの組み合わせ、食卓や仕事部屋にはレモン系の香りのハーブや、甘い香りのハーブにレモン系の香りやローズマリー、ミント類を組み合わせるとさわやかです。香りが薄まったら、差し湯をします。 残ったハーブいりのお湯は、手浴や足浴に使ったり、こしてお風呂にいれてもいいでしょう。特にローズマリーやラベンダーが入ったものは筋肉の疲労を和らげてくれるのでおすすめです。ラベンダーはリラックス効果が高まり、ローズマリーは身体を温めてくれる効果が高まります。

<食卓に・・・おしぼりに・・・>
レモン系のさわやかな香りのものや、フルーツ系のさわやかな香りのもの、ミント類のハーブは、濃いめのハーブティーを作って、そこにおしぼりをひたして、香りのおしぼりにして楽しめます。 秋から冬にかけての風邪の季節、抗菌効果の強いタイムを組み合わせるのもおすすめです。タイムは香りが強いので、タイムだけよりも、ペパーミントやレモンバーベナなどさわやかな香りのハーブを合わせると、すがすがしくふくよかな香りになります。

<手が汚れた時に・・・>
「レモンの香りのハーブ」で少し触れた、フィンガーボールにして楽しめます。手でさわる料理の時に、食卓においておくと、手の油汚れもとれて、手につくにおいもなくなります。香りが強くさわやかなハーブ、特にレモン系のハーブ、ミント系のハーブが向いています。 手にほんのり香りが残るので、食事の邪魔にならない香りですっきり感のある、レモンバーベナやペパーミントは特におすすめです。水を入れた小さな器に、ハーブの葉を手でたたいて香りを出したものを浮かべます。ローズマリーを少し加えてもきりっとした香りでおすすめです。見ためも楽しめます。

たくさん剪定したときの乾燥の方法
剪定したハーブ、使い道がない時はとりあえず乾燥しておきます。小分けにして吊って乾燥するのがいいですが、時間がないとき、剪定したハーブの量が多い時におすすめなのが、紙袋を使う方法です。 葉のついた細い茎の部分は、ざくざくと切って、大きめの紙袋にいれておきます。手がついた紙袋はそのまま物干し棹やフック、ハンガーにかけられます。吊るしておくと風通しもよくなり、日光も遮るので、状態で自然に乾燥されます。 保管場所は、半日陰の室外(寒くなり始めたら夜は室内に)、温度の変わらない室内が適しています。 乾燥したハーブは前述の部屋の香りに使ったり、お風呂用に使ったりできます。

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