草花染め講座:媒染剤(ばいせんざい)について home
草花染め講座 監修:箕輪直子
媒染剤(ばいせんざい)について
 媒染とは、草花の色素を糸や布に「定着」させたり「発色」させる役目を持ち、私たちがふだん口にしている食べ物の中にも取り入れられている工程です。
 たとえば、なすの糠漬けには、みょうばんが加えてあり、つやつやした紫色を保つ効果があります。黒豆を作る際に、鉄クギを入れて煮るとふっくらと黒光りしたおいしそうな煮豆に仕上がります。
 草花を煮出した液の中に糸や布を入れただけでも多少の色はつきますが、色素を繊維に定着させ発色させるためには、媒染剤の力を借りなければなりません。

<代表的な媒染剤と色の変化>

  • 錫媒染(錫酸ナトリウム)
    鮮やかな黄色や、赤、ピンク、紫など明るい色に染めたいとき
  • アルミナ媒染(酢酸アルミニウム・みょうばん)
    錫媒染同様、明るい色に染めたいときに使います。
  • クロム媒染(酢酸クロム)
    錫やアルミナだと黄色に染まる草花がカラシ色や金茶になるなど、鮮やかでさらに深みのある色に染めたいときに使います。
  • 銅媒染(酢酸銅)
    錫やアルミナだと黄色に染まる草花が、茶色やグリーンになるなど濃い色合いに染めたいときに使います。
  • 鉄媒染(木酢酸鉄)
    錫やアルミナだと黄色く染まる草花が、グレー、カーキ、こげ茶になるなど渋い色に染めたいときに使います。

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