草花染め講座:藍(あい)の生葉染め(なまばぞめ)その1 タネから藍を育てよう home
草花染め講座 監修:箕輪直子
6. 藍(あい)の生葉染め(なまばぞめ)
その1 タネから藍を育てよう
 誰もが知っている「藍染め」は、草木染めの代表選手といってもよいでしょう。ここでは藍の生葉染め・・・火も薬品も使わない自然にやさしい染色法をご紹介します。水の入ったバケツの中で藍の葉っぱをごしごしもんで、糸や布をしばらく浸しておく。たったそれだけのことで、真夏の澄んだ青い空の色に染まります。

なぜ「藍」なの?
 藍のもっている青く染まる色素を、インジゴあるいはインディゴといいます。マメ科のキアイ(別名インドアイ)やアブラナ科のタイセイ(ハーブ名ウォード)、タデ科のタデアイなど、緑葉部分にインディゴ色素を含んだ植物はいくつかあって、それらはみんな「藍」と呼ばれます。この色素のない緑葉では、青く染めることはできません。

 成長したタデアイの見た目は、赤まんま(イヌタデ)の花を白くして、葉っぱを大きくしたような、いってみれば空き地の雑草そのものです。でもだからといって、そこらへんに生えているわけではありません。 そこで今、タネから藍を育て、真夏に「澄んだ青い空の色」を収穫してみませんか?

育ててみよう
3月】 春一番が吹いたら、プランターにあいのタネをまきます。
園芸培養土と直径30cmのプランターを用意します。プランター1つに対して小さじ半分程度のタネを、土の上にパラパラとまきます。
タネまきは桜の散るころまでに終わらせましょう。

4月】発芽するまで明るい窓辺で育てます。発芽までは約2週間。小鳥にねらわれるので、発芽するまで室内で育てます。外へ出す場合には、プランターにラップを張ってふたをします。
ひととおり芽が出て、丈が5cmくらいに育ったら、プランターごと外へ出します。

5月】 毎朝欠かさず水やりをします。
そろそろ陽射しが強くなる季節。葉に水滴が残るとレンズの働きで葉が焼けるので、水やりは朝か夕方にしましょう。

6月】植え替えをしましょう。
丈が15cmくらいに育ったら植え替え時期です。
まず根を切らないように土から掘り出し、5〜6本合わせて1株とします。横長のコンテナに植え替える場合は、株と株の間を30cm以上明けましょう。
 土はプランターの8分目。よくならしたあと、株を埋めるために5cm程度の深さの穴を指で掘ります。藍の株は立てるように埋め、さらに倒れないように根元に盛り土をします。

※時期はあくまでも目安です。

 梅雨時期にもぐんぐん背丈を伸ばす藍。
 さあ、梅雨の晴れ間に「一番藍」の葉っぱを使って染めてみましょう!

 「一番藍で染めるシルクのハンカチ」へつづく

<参考図書>
「ナチュラルハンドブック 草木染め」(雄鶏社刊/箕輪直子著)

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