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山野草の基本
1. 山野草を作る喜び
 山野草の魅力にとりつかれた人・・・例えば今現在このページにアクセスしてくださった人たちに、今さらなぜ山野草がすばらしいものであるのかを述べる必要はないと思います。でも、この奥深くて一生飽きることのない世界に、一人でも多くの仲間を引き入れるためにまずは山野草のイロハから述べることを許してください。

 山野草作品とは、今でもこだわる人はこだわっていますが、日本の山野、浜辺などに自生する草や草花(ときに小潅木も)を単植で、あるいは1鉢の中に数種類を寄せ植えして楽しむ世界です。しかし現在では、世界中から可憐でかわいくて、しかも渋さもある草花がどんどん輸入されているので、多くの愛好家はこれら外国種の草花も作品へどしどし取り入れています。
 作品作りには主に以下の4種類の手法が用いられます。

  • 単植(たんしょく)・・・1鉢に1種類(1株が普通だが、時に2〜3株)を植え込み、植物の四季の生長、年毎の変化を楽しむ。

  • 寄せ植え・・・1鉢に何種類もの植物を植え、互いに順調に育ち、なおかつ見栄えのする「景」となるように植え付け、培養する。

  • 根洗い(ねあらい)・・・鉢などで2〜3年培養した草もの盆栽(山野草の別称)を鉢から抜き出し、固まった根ごと水盤などに据えて楽しむ。

  • 草玉盆栽・・・主にケト土(化土)という、アシなどの粘質化した土を丸い小山にしながら植物を植え込み、その表面をすべて苔で覆い、皿や砂を敷いた水盤で管理して楽しむ。

これら4種類の手法をマスターすると、日本の山野草は各自の好み、センス、培養力次第で、自然に生育している姿とはまた違った奥深い魅力を発揮させる事ができます。さらに各自のアイディア次第で、器とのとり合わせ、素材の組み合わせ、独特な形態表現など、その作品作りの可能性は計り知れない奥深さがあると言ってよいでしょう。

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