山野草講座:山野草:単植作品の作り方 home
山野草の基本
2. 単植作品の作り方
 初心者の方はなるべく自身が生活している土地で、特別な管理を必要としない丈夫な草ものからスタートしましょう。いくらシャジンが好き、コマクサがいい、アツモリソウが・・・と言ってもよほど気候条件の合った土地でないと、これら難物といわれる草ものは育てられません(時に寒冷地は適地となりますが)。

 用土は赤玉土が主体となります。人により赤玉土だけで済ませてしまう人、排水性、保水性、通気性を高めるために、富士砂や桐生砂など各自好みの砂を、やはり植物にあわせて好みの量で混合する人、さらにサクラソウなどには腐葉土を混入する人と、色々のケースが考えられます。草ものの生育を順調にさせるコツは、まずは新鮮な土を使い、ミジン粉といわれる防虫網の目から抜け落ちる細かい粉は抜き去ることです。単植ですと基本的には4号鉢の半鉢(深鉢の半分の高さ)に小豆大のゴロ土を1〜2層敷き、その上に用意した植え土を適量注ぎ、根ほぐしした草ものをやさしく植え込みます。最終的に1〜2cmのウォータースペースを残すのがコツです。作業は根を乾かさないよう、風の当たらない日陰で行ない、終了したらすぐさま、鉢穴から流れ出るまで水を連続して注ぎます。作業後は、1〜2週間は強い風に当てないようにします。種類によるのですが、直射日光も当てないか、もしくは午前中のみ当てるようにします。

 草ものはとても強いもので、馴れると作業は夏と冬場以外いつでも出来るのですが、始めのうちは3月上旬〜中旬が安全です。しかしサクラソウのように11月か2月に根を植え付けた方がよいもの、イチリンソウやニリンソウやカタクリなどのように秋口に植えつけるものなど植物によって作業の適期は違ってきます。これらのことを調べ、学習し、マスターしていく・・・これが山野草栽培の大きな楽しみでもあるのです。

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