洋ラン講座:洋ラン栽培の注意点 home
洋ラン講座
3. 洋ラン栽培の注意点
 原産地では丈夫なランも、日本ではかなり栽培が難しい植物となります。しかし難しいのは「冬場の過ごさせ方」だけと言ってもよく、それ以外はバラよりも、サツキよりも、キクよりもはるかに手間いらずで簡単なのです。夏場の葉焼け防止のための「遮光」をするなどの工夫は必要ですが、年間を通しての作業量は前三者にくらべたら半分〜1/3位と言ってもよいでしょう。

 ではこの最大の問題である「冬場の のりきり方」はどのようにすればよいのでしょうか…。現在私達が日本で入手できる洋ランは、一般的な品種で十数品種。マニアックになると軽く40〜50品種。とりつかれると数百品種は優に超えてしまいます。そしてこれらすべてのランの栽培難易度は、ひとえにそのランが、厳冬期の最低温度が何度まで下がっても生存可能か…で決定されるのです。

 さらに最低温度についてよく心得ておく必要のあることに、「ぎりぎりの最低温度にどのくらいの時間さらしておいたか」があります。実はランを枯らすか枯らさぬかの非常に重要な分かれ目はこれなのです。大丈夫な温度といわれている10℃にカトレア、コチョウランを夜間10時間連続でさらし続けると、それが幾晩も続いたりすると、彼女たちはじわじわと衰弱し、ついに冬末期には力尽きてしまうのです。それがたった一晩だけ10℃にさらしたが、あとは15℃を保ったとすると、彼女たちは枯れません。バンダ類も同じです。最低温度については、最低何度まで耐えられるという言葉をうのみにしないようにしましょう。

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