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まず最低温度が7℃を守れば越冬可能な種類は、シンビディウムを代表にして、デンドロビュウム、デンファレ、オンシジュウムなどがあります。これらは専門の温室等の設備がなくとも関東地方以西なら、夜間の保温(時に保湿)に工夫を加えれば、無事春を迎えてくれます。また現在では、さらなる寒冷地でも、住宅事情(暖房)によっては乾燥のきつい関東地方北部より、越冬条件ははるかによい場合すら多々見られます。

コチョウラン |
最低温度が10℃を守ればなんとか越冬可能と言われているのがカトレアとコチョウランです。でもたとえ10℃を守っても乾燥が強いと常緑多年草の彼女たちも、冬の末期には葉が垂れ下がり、葉色はぐんと緑が抜けて茶っぽくなり、ついには、はかなくも一年草で終わったりします。これは笑い話ではありません。ベテランのあるラン栽培家が断言するに「冬の贈答でもらったカトレア・コチョウランは一般家庭では98%枯らす」のです。従って残りの2%になんとか残りたいと思ったら、最低温度の設定は15℃まで上げる必要があるでしょう。ということは何かしら室内フレーム、室内温室などの設備を考えなくては越冬は困難となります。
日本で普及しているランの中で、さらなる高温多湿を必要としているのがバンダ類です。品種改良によって以前より低温にも耐えるという品種も出回っていますが、せいぜい2〜3℃低くても大丈夫、といった程度です。他に原産地が高温多湿地帯という各種の原種洋ランもこれに含まれます。これらは専門の設備がなくては越冬は無理です。
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