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第3回
あじさいの七変化
 アジサイはもともと日本が原産で、山野にはガクアジサイやヤマアジサイ、アマチャなどが普通に見られました。この中で花弁(装飾花)が少ないガクアジサイを、かなり古い時代に既に品種改良して、現在につながる美しいアジサイが作り出されていました。そしてこのアジサイは1790年に中国を経由して、ジョセフ・バンクスという人がイギリスのキュー植物園に持ち込み、その後の品種改良の結果、今の色鮮やかな西洋アジサイが世界に広まったのです。

 そしてこの西洋アジサイは、早くから七変化する花として珍しがられてきました。品種によっては初めは青だった花が、だんだんに赤に、さらに赤紫色に変わったり、その逆もあるのです。また一株の中でも、枝によって花色が違う品種もあります。またポピュラーなアジサイでも、年によって紅になったり、青になったりします。これは土壌の肥料のせいで、酸性の土だと青色が、アルカリ性の土だと紅色になります。さらに肥料も窒素分が少ないと紅色が藤色になり、窒素が多くカリ分が少ないと紅色が強くなり、カリ分が多いと青色が強くなります。

 さらに別の研究発表によると、アルミニウムの多少によってアジサイの花色が決まるらしいのです。アルミニウムが多いと赤色系は青色へと変わるのだそうです。

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