![]() |
| 第13回 |
|---|
| 現在流行中の苔玉 ─ まともな商品・そうとも言えない商品 |
今年の春ごろから小さな植物の根を苔で包んだ、いわゆる「苔玉」という作品・・・商品が、各地の園芸店、ホームセンター、花屋さん、駅のショップ店で並べられるようになりました。またそれらは爆発的とは言わないまでも、かなりの威勢で人々に買い求められるという現象を引き起こし、そのCMや意図的なキャンペ―ンも無しに広がった現象は、多分来年度以降も続くであろうと予想されもいたします。
しかしこの小さいながらも・・・いや小さいからこそ余計に人の心を捉え癒してもくれる苔玉にも、実は大きな大きな問題が隠されているのです。それは、あなたが購入なさった苔玉が正真正銘まっ正直な作り方をなされたものか、あるいは「本当にこんなんでいいの?」というほどお手軽インスタントに作られたものであるのかという問題です。こう言えば何も知らない人でも、苔玉は正真正銘まっ正直な作り方をしたものの方がいいに決まっていると、理解したくなくても理解してしまうのですが、まず「まっ正直苔玉」と「インスタント苔玉」とでは、何が違うのか、そこのところをお知らせしておきましょう。 ●まっ正直苔玉とは?
苔玉が丸1年生き続け、それが2年・3年と生き続けるようになると、それはもう単なる「私の作品」どころではありません。それこそ下手なつれ合いなんかよりよっぽど大切な「わたしの切っても切れないパートナー」にさえ変身してしまうのです。 ●インスタント苔玉とは? 一方インスタント君は、苔に根を包まれた植物が水切れでクターとしてきたら、すかさず水をたっぷり与えると、運が良いとまたみずみずしく元気になってしばらく生命を維持してくれます。でもこのクターとし水やり復活する回数も、そうは長くカウントすることはできません。水さえ与えれば丈夫に育つ一部観葉植物でも、半年以上、丸1年を生かせ続けるのは至難の技でしょう。インスタント苔玉は、安さも安いが一時の小インテリアとして作られるからです。 以上苔玉には永続可能型と短命型とがあることをご承知おき願ったところで、最後はこの両者の識別の仕方をお知らせいたします。 ●まっ正直とインスタントの見分け方
一方インスタント短命型は、ケト土を用いないで植物の根をたいてい水苔だけでぐるぐると包んでいるだけです。従って植物は水苔が湿っている限り生け花のように行き続けますが、長期間の生命維持、生長は困難となります。お店で品物をつまみ上げた時、インスタント苔玉はとっても軽いことでも識別できます。 ※正真正銘の苔玉の作り方は「分野別・山野草講座:草玉盆栽の作り方」をご覧ください。 また「山野草とミニ盆栽」という雑誌の'04年2月号に苔玉の詳しい作り方や作品例が掲載されます。執筆者は私です。 |
会員の方はMyフォルダがご利用可能です。ログインしてからご利用ください。
会員でない方はご登録いただきますとご利用になれます。
support@hanaippai.com
花いっぱい.com に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
Copyright©2008 花いっぱい.com All rights Reserved.