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第14回
バラ・キク・サツキ 病害虫のスーパー御三家
1. バラの病気・症状編
 タイトルからもお分りの通り、バラ・キク・サツキは、日本で栽培されている園芸植物の中で、最も多く病害虫の発症と発生・飛来が見られる…といわれております。事実このことは、上記三種の内その一つでも育てられたことのある人なら、まさにその身をもって体験なされているはずです。そこで、この御三家を狙って忍び寄る数々の刺客どもを、できるだけ克明にリストアップしていきます。

うどんこ病
バラに限らず最も多くの植物樹種に最も頻繁に発症する病気。新葉・新梢がパウダー状白色粉(かび)に覆われる。放置すると全新葉(株)に広がり、ウメなどは葉が捻じれる。

灰色かび病
特に白花のバラに多発する。蕾をびっしりと灰色のかびが覆い、開花しないで腐る。開花している花、葉にもうつっていく。葉には最初褐色円形の病斑が出るが、最後は葉先、葉縁が褐色どろどろ状に腐る。蕾・花・葉を指で弾くと、灰色のかびが飛散。タバコの煙は目にしみる。灰色のかびは胸にしみる。

黒斑病(黒星病)
高温多湿期、葉の中に中心が黒くまわりを明確な灰黒褐色の同心輪紋(円形病斑)がとりまく。放置するとこの輪紋が1葉に5〜7個でき穴があき激しく落葉する。他の葉にも湿気を伝わって移る。ただし雨に当てない鉢物にはほとんど発病しない。

炭そ病
葉に黒斑病ほどはっきりしないほぼ円形褐色の病斑が生じ、放置すると中心部は穴あきとなる。バラでは初期は紫色系の小斑点である。花弁にも小斑点はうつる。茎は紫色円形の病斑が出ると上部は枯死する。

斑点病
葉に淡黄褐色(バラでは紅紫色系になりやすい)の小斑点が無数に出、放置すると中心が黒褐色、まわりが黄色となって広がる。バラでは病斑周縁は紫褐色に見える。

さび病
葉に橙黄色のややふくらんだ円形もしくは楕円形の小斑点が出る。放置すると小斑点多数散生。最後は斑点表面が破れて橙黄色(鉄銹色)の微粉(病原菌の夏胞子)を飛散する。ここまでの放置は悲惨。

モザイク病
葉に黒い小斑点ができ、同時に葉面が緑色濃淡のモザイク状態となっていく。キャベツ、ハクサイなどでは葉が縮れて奇形小形となり株全体も生長どころではなく萎縮してしまう。バラでは葉上に黄色網目状斑や葉脈に沿った葉脈斑が現れる。ウイルスによる不治の病気!

枝枯病
特にブッシュローズの枝途中に、中心が褐色で周縁が紫がかった病斑が発生すると、先は枯れる。さび病菌の小斑点が出ることもある。

腐爛病
枝や幹に、中心に黒い小粒子があって輪郭のはっきりした褐色病斑が発生する。

裾枯病
地際部、特に接木部に黒ずんだ部分ができ、幹に縦割れが入る。上部枯死。

根頭癌腫病
目に見える部分は幹と根の接続部、根のつけ根となるが、その部分が変色はせずただ大小ゴツゴツと丸くイボ状に重なり隆起する。地下部にも拡大していく。木は長い時間をかけて衰弱していく。地中のバクテリアによるものだが、バラ科の植物に特に発症しやすい。

根こぶ線虫病
根の途中に丸い瘤(こぶ)が点々と出来る。株は次第に衰弱。

以上がバラに発症するあらかたの病気です。次にその対策を述べます。

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