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第14回
バラ・キク・サツキ 病害虫のスーパー御三家
11. サツキ(ツツジ・シャクナゲ・アセビ)の害虫・症状編
ツツジグンバイ
サツキ、ツツジ、シャクナゲ、アセビ類にアブラムシはあまり発生しない。その代わりよく発生するのがグンバイムシ類。他にサクラ、カイドウ、ヒメリンゴ、ボケその他多数にも、それぞれその樹種ごとのグンバイムシが発生する。成虫はごく小さな虫だが、相撲の行司の持つ軍配そっくりな形をして、チョコチョコ葉裏を歩いている。放置すると株全体が縁でなく赤茶色となるほどよく殖え、よく吸汁する。

ルリチュウレンジ
バラと同じくノコギリをもったハバチが、春〜初夏にサツキの葉をギコギコしながら、多い奴は1葉に10個以上の卵を産みつけるという。やはり本当の悲劇はこのあとで、やがて数週間でふ化した淡緑色で黒い斑点をもったアオムシたちは、放置するとあっという間ににサツキを丸坊主にする。そしてそのあと悲惨をあとに飛散する。

マイマイガ
ルリチュウレンジほど大集団にならないが、このガの幼虫の毛は「毒刺毛」をもっている。ちなみに激痛が走り、時に病院で治療しなくてはならないほどの毒刺毛を持つのが、かの有名なチャドクガである。他のマイマイガ、オビカレハ、マツカレハ、スギドクガ、ヒメシロモンドクガはさほどではないが注意を要する。

ツツジコナジラミ
野菜類ではオンシツコナジラミをはじめとして、コナジラミ類は年々問題が大きくなっているが、サツキ、ツツジ類では、真っ白でごく小さな彼らが葉裏で葉液をたらふく吸っても、葉色などに変化はほとんど出ない。しかし放置して多発するとすす病をひき起こすことになる。

チャノマルカイガラムシ
カイガラムシも形状、色合いにいろいろの種類があるがチャノマルは名の通り茶色で丸くて表面が軽く凸凹状になっている。集団で幹に張り付いているので、退治する時は(気づいた時に行う)竹ベラなどで茶色のカイガラムシをこそぎ落とす。すると下には鎧(よろい)をはがされた丸裸同然の白い生命体がやばい!とかいっているが、そこを薬で急襲する。

ベニモンアオリンガ(シンクイムシ・ツボミムシ)
体長1cmにも満たない小さなガが主として夜間、サツキ、ツツジの新芽のすきなどに卵を産みつける。期間は4〜9月と長い。ふ化した幼虫は新梢下に食入すると新梢先が茶色となって枯れ、蕾下に食入すると蕾が固く茶色く枯れる。

チャハマキ
1cm前後のガが夜間、葉裏に数十個の卵を産みつける。期間は5〜8月と長い。ふ化した幼虫は分散後、1葉ずつ口から糸を出して葉をつづり合わせ、周りの葉や最後は自分の葉も食って広範囲の葉をボロボロにする。

ツツジコナカイガラムシ
5月いっぱい頃まで、白いごく小さなカイガラムシが歩いて葉のつけ根などで吸汁・6月に入ると葉裏にシェルターをかねる綿状の卵塊を形成。この下でさらに生殖活動を続ける。

テッポウムシ
主に幹下部や時に枝のつけ根下などから木屑(幼虫の糞)がでていることがある。これは幹にテッポウムシが穿孔食入しているというあまりにあきらか、あからさまな証拠です。木は中々枯れないが、枝が1枝そっくり枯れることはありえます。テッポウムシとは多種のカミキリムシの幼虫の場合と、サツキによく来るゴマフボクトウという蛾、さらに同じ蛾でコウモリガ、フキノメイガの幼虫の場合があります。

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