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第16回
ウメの鉢植え・ウメ盆栽の維持管理
4.断根の仕方
 鉢から梅を抜いて、竹箸などで植え土をつっつきほぐすと、土がぱらぱらと落ちる場合は、その梅はすべての土を落として、露出した根の先を1/3〜1/2は切り詰めます。私の経験では、幹つけ根の太さより少し根の部分が太いかなという位に、徹底的に根を切り詰めた梅も、その後の春から初夏までの管理は神経を使いましたが、枯れもせで丈夫に育ってくれました。とにかく梅は断根に強いので、1/2の切り詰めなど当り前と思って、大々的に切り詰めて下さい。

「根の切り詰め」 「底根の切り詰め」

 道具は根の太さによって鋸を使うこともありますが、普通は頑丈なドイツ鋏がよいでしょう。盆栽をやっている人なら、太枝を切るのに使う「又枝切り」という鋏の古いのを、一本根切り用におろして使えば万全です。

 根土が固まって土が箸では落ちなくなった梅では、鉢から抜いたその根土を、周囲を3〜4割はぐるりと切り取ります。次に底根も丈夫な鋏を使って、1/2の厚さには切り込みます。ここまで薄く、小さく根土を切れば、同時に根も短く切断されたのですから、これを新しい鉢なり、よく洗って乾かした今までの鉢に再び植え付ければ良いのです。

「鉢底から針金を通して梅の根部分をしっかり固定すると、このように動かない」
 用土は鉢底にゴロ土を2層ほど敷き、その上に梅を「赤玉土×富士砂×桐生砂」の等量混合用土で植え付けます。地方ごとに蝦夷砂・十和田砂・日光砂・浅間砂・六甲砂・真砂・日向砂・軽石などという良質用土(砂)が産出されていますので、用土は入手し易いものを3〜4種等量に混合すれば、これが一番!というようなものは、梅には無いといってよいでしょう。土なぞ、といっては語弊がありますが、通気性と保水性が適当なら、土なぞなんでもよいのです。要は断根と、その後のぐらぐら動かない固定と、あとは通常の管理です!

どうか皆様も、今まで以上に断根に励んで、立派な梅を育ててみて下さい。断根適期は3月いっぱい、新芽が伸び出す直前までです。

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