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第16回
ウメ栽培の基本知識
3.植えるなら水ぎめ・支柱が鉄則
 鉢植え・盆栽のウメについては後述しますが、庭にウメを植える時は、根に対してやや大き目の穴を掘り、そこにウメをセットして植え土を7分目もすき入れたなら、そのあとたっぷりと水を注ぎ入れ、水とともに土が根の周囲・すき間にピタッと入るようにするのが、プロ・アマを問わずの大鉄則です。

 私が密かに尊敬しているある有名な植木職人の親方は「水は(植えた木が)腹をこわすぐれえ たっぷりやれ」とおっしゃっております。なんと分かり易い言葉でしょう。とにかく水をたっぷり注いで、土を根に馴染ませるのです。そしてこのあとには丁度よい量となるように土を足し入れ、周囲が丸く小高い土手状になれば、ウメに限らずすべての植木の植え付けは80点合格というところです。あとの20点は木の大きさで一本となるか、三本となるかの、しっかりした支柱です。植えたあと、大風でも根元が全く動かないようにするのが、とても大事なことでありますから。

 またいまだに植え土をわざわざ足でしっかりと踏みつける人がいますが、これは絶対してはいけないことです。 いい加減な植木職人は、「松は植え込んだらしっかり土を踏み固めなくちゃ…」なんてやっていますが、松も梅も、まずすべての植物が、植え土は決して踏み固めてはいけません。酸素不足でわざわざ育ちを悪くしようというなら構いませんが、たとえ果樹類を早く老化させて、早く実を成らせるようにするといっても、現在はこんな時代遅れな方法は多くの人が行っておりません。もし今でも植え土を踏んでいる人は、「雨降って地固まる。足ふって根苦しむ」と発想の転換を計ってください。

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