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第六回 イランイラン



Ylang Ylang イランイラン
ラテン語名  Cananga odoranta

 バンレイシ科(Anonaceae)の双子葉の植物。
 タガログ語のAlang Ilang(花の中の花)という意味の言葉がYlang Ylangと呼ばれるようになった。
 原産地はアジアの熱帯地方とされている。




 現在のイランイランオイルの主生産地はアフリカの東、マダガスカル島及び付近の旧フランス領のレユニオン島やコモロ諸島などの西インド洋。殆ど一年中花が咲く常緑の喬木で、普通は10mにもなるが、花を収穫しやすくするために、摘芯して枝を横に這わせている。

 イランイランの花は、はじめ淡緑色をしている。6枚の花弁は内側にまるく入り込んでいて、成熟とともに(2〜3週間)外側に開き、同時に花弁の色も黄色みを帯びてくる。花弁の長さは約6cm。
 花摘みは早朝精油の含有量の多いうちに女性や子供によって行われる。  




 産地により香調が異なる。
 集められた花は、直ちに水蒸気蒸留され精油となる。
 350種類以上ある天然精油のなかで、唯一分留の行われる精油である。1回の蒸留に15時間程かかり、蒸留の時間により精油の品質が違い市場では4種類の名称で取引される。
 蒸留開始後1〜2時間までのオイルをエクストラといい、香りが一番良い。3〜6時間までのをファースト、順次セカンド、サードと呼ぶ。遅いものほど香りが平坦で重く感じられる。

 イランイランオイルは、開花直後のジャスミンを思わせる芳香で、特にエクストラは人を酔わせるトップノート(一番はじめに感じる香り)をしている。
 女性用の有名高級香水の約70%以上はイランイランの香りを使用していて、調香上重要なエッセンシャルオイルである。
 東南アジアでは新婚のベットにこの花を撒き、ヨーロッパでは催淫効果のある天然精油として知られている。




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