| 平たくいえば、盆栽とはただ樹木を鉢に入れて育てるだけでは満足できず、時間をかけてその樹木の最も美しい姿を導き出してやろうという趣味者の不断の努力と、その結果としての作品のこと…ということができるのではないでしょうか。ですから盆栽家は、ただ鉢に植えられて毎年新芽を伸ばして若葉を開いたり、花を咲かせたりして楽しんでいる鉢植えの樹々のことを、決して盆栽とは呼びません。あくまで鉢植えの木でしかないのです。一方鉢植えの木で十分に満足している人にとっては何をエラそうにと思えないこともないのですが、さすがに立派に丹精され仕上げられて維持管理されている本物(!?)の盆栽を目にしますと、両者の間には冷然たる大きな落差が存在することは否みようがありません。
そしてこの盆栽のことを、金持ちの道楽とか、古くさい老人の趣味とか言う人がいるとしたら、気をつけて下さいね。外国では、盆栽を趣味にしているということは、あまり好感がもてないものの、今やたいへんなステータス・シンボルでもあるそうです。もしかすると、鉢植えの木が手入れ次第では、数年後には目玉のとびでる高価な盆栽へと変身するかも知れません。技術を習得しましょう。

椿の鉢植え |

深山海堂(10万円台の盆栽) |

黒松(10万円台の盆栽) |

ぶな(100万円台の盆栽) |
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