| この洋ランという呼び方は、日本だけのものです。日本では、日本・朝鮮・中国産の蘭を特に東洋蘭と呼んで、明治のはじめ頃から輸入されだしたラン…洋ランと厳然と区別したからです。世界的には、東洋蘭も洋ランもすべてオーキッド(orchid)と呼ばれています。
洋ランの最大の特徴は、そのすべてが温室性多年草であることにあります。暖地なら不必要でも冬の最低温度が7℃を保てない栽培地では、温室は欠かせません。品種によっては最低温度は15℃というものもあります。最低温度が7℃という、比較的寒さに強い洋ランには、デンドロビュウム・シンビディウム・デンファレ・オンシジュウム・ソフロニティス・セロジネ・パフィオペディルムがあり、10℃のグループにカトレア・コチョウラン・マニグレカム・ジゴペタラム。そして最も寒がりで最低温度15℃を必要とするのがバンダ・アスコセンダなどです。
ギフト用などに冬に花を咲かせることが広く行われていますが、一般的にはそのランの自然に開花する時に咲かせるという、自然に従った栽培が安全です。6月に咲くランを真冬に咲かせるには、既に夏に冷温処理をしたり、たいへんな作業が必要になります。

コチョウラン |

デンドロビュウム |

シンビディウム |

カトレア |
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