| 庭木の楽しみ方は、大きく二つに分かれています。一つはなるべく木に手を入れないで自然にまかせる方法。もう一つは年に1回、もしくは2回は手入れをして、端正な姿を作り上げて維持していく方法です。普通は後者の方が多いのですが、この手入れも自分で行う場合と業者を頼む場合とがあります。
信用のおける業者なら自宅の庭木はまかせておけばよいのですが、自分で楽しみつつ手入れをするとなると、それぞれの庭木の種類によって適切な手入れ法をのみ込まなくてはいけません。松なら松、サルスベリならサルスベリの、季節ごとの作業があるのです。たとえば梅の木があったとして、この枝を長く伸びすぎたと7月に切ったとしたら、もうその梅は花が咲きません。咲いても枝の奥に残ったほんの数輪が、翌春にポツンと咲くだけです。梅の枝は一般家庭では花後すぐに切るとよいのです。また切るといってもどの枝をどのように切りつめるのか、あるいは元から切ってしまうのか、やはり梅の性質も知らなくてはいけません。「松のことは松にきけ」と昔の有名な俳人がいったといいますが「庭木のことは花いっぱいに聞け」といえるように目下懸命に準備中です。楽しみに待っていて下さい。
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