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2. 植物を育てる基本の「き」
1. 土・水・光・空気・温度
 ほとんどの植物は土・水・光・空気のどれか一つが欠けても生き続けられません。反対に考えると、この4つの要素を、その植物が最も望む形で提供し続けてやれば、私達は植物栽培の名人になれるのです。

 土にはよい土と悪い土があります。よい土は清潔で水と空気をためることのできるスキ間を持った「団粒構造」を維持している土です。畑や庭の土はうどん粉のように細かすぎるので鉢栽培ではとても悪い土となります。

団粒構造の土
園芸用土の中心となる赤玉土の拡大図。植物によって、大・中・小粒を使い分ける。砂なども指ではさむと痛いようなギザギザの砂を使う。

 水は人間がこだわるほど名水である必要はありません。井戸水でも水道水でも、硬水と軟水の差があるものの問題外です。要は植物が欲しがるときに欲しいだけ与える…これが全てです。

くみ置きで外気温と同じにしておくと、水やりで植物がびっくりすることが少なくなる。

 光は植物の好みによって強く、弱く、全日、半日というように個体差があります。また冬と夏では、そのために植物の置き場も変える必要があるでしょう。光線不足が続くと良いことは一つもありませんが、その時は、日陰好きの植物を育てましょう(図1)。空気は炭酸ガスと酸素が必要です。炭酸ガスは日中葉での光合成(栄養分をつくる)に必要で、酸素は夜間の葉の呼吸と毎日休みなしの根の呼吸作用のためにです。根に酸素が不足するに従って、根腐れ症状も進みます(図2)。

図1:真夏は葉が焼けることがあるので、必要に応じて30〜70%遮光の寒冷沙などで保護する。 図2:団粒構造がくずれた植え土に植えっぱなしだと、根に空気が届かず根腐れが進行する。

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