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花いっぱいレポート

身も心も癒してくれる薄紫の花景色
菖蒲町ブルーフェスティバルで涼やかなラベンダーを堪能・・・!

2003年6月21日 埼玉県南埼玉郡菖蒲町 レポーター:Rosemary Blueさん
 埼玉県の北東部に位置する菖蒲町。その名のとおり、初夏の折には菖蒲の花が咲きそろう静かな田園都市・・・ですが、この町にはもうひとつ、訪れた者にとって忘れがたい光景を与えてくれる花があります。薄紫色のたおやかな癒しの花 ― ラベンダー。
今日は、町を優しく染め上げる薄紫の花霞の感激をお知らせします。
◇◇◇
「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」そう銘打たれた菖蒲町の一大イベント。
6月中旬から7月上旬にかけて、初夏をいろどる涼やかな花たちが次々と開きます。町をあげてのフェスティバルは、ちょうどあやめ(菖蒲・・・と表現した方がいいのかもしれませんが)の見ごろから、ラベンダーの時節に移り変わろうとしているところ。


ラベンダー苑の花たちは、朝の光の中に澄んだ香りと輝きを放ちます
お祭りの中心となる町役場周辺には、朝8時前後というのに早くも観光客が多数訪れていました。私も役場の開放する無料駐車場に車を停め、目と鼻の先の楽園目指して歩き始めると・・・。
その清々しい香りに驚きました。やや勢いの強い風にあおられて、どこからともなくラベンダーの香りが漂ってくるのです。花の姿を見る前から、その存在を感じることができるのはやはりハーブの中で「香りの女王」と呼ばれるこの花ならでは。それだけでもかなり感激してしまいました。
いざラベンダー苑に歩みを進めると、二度目の感激が!柔らかな紫の花をつけたラベンダーが梅雨の晴れ間の陽射しに輝き、足元を覆うように揺れています。その優しい香りが立ち昇り、私の身体全体を包み込んでくれるかのようです。


これが「ラベンダー堤」。数百メートルにわたる薄紫の花たちに囲まれた、ほっと癒される眺めです
そして、その苑を囲むように整えられた堤に咲くラベンダーの花たちもまさに見頃を迎え、辺り一面が薄紫のじゅうたんに覆われているように見えました。
芝生の緑と青い空、そこに浮かび上がる果てしない薄紫の花霞・・・本当にここが都心からそう幾らもない距離にある町の景色なのだろうかと、目を疑ってしまうほどでした。

堤の内側に位置する菖蒲苑。
咲き終わりも近づいていますが、キンケイギクのような鮮やかなオレンジの花を背に、活き活きとした葉と花を伸ばしていました。


しらさぎ公園のラベンダー
丘全体が染まるこの花景色、圧倒されるほど印象的です
そしてさらに驚いたのが、この町役場から数分の距離にあるフェスティバル会場の一つである「しらさぎ公園」の花景色。
町道を挟んで小さな橋を架けて作り上げられた、大きな規模とはいえない公園なのですが、息を呑むほどの見事な眺めには言葉も失ってしまいました。
小高い丘の斜面を一斉に埋め尽くすラベンダーの花たち・・・目の前に薄紫色の山がそびえているよう。風と光を受けて、その涼やかな花色が波の輝きの如く揺れています。


ラベンダーに包まれた遊歩道
日常を忘れた幻想の世界を思わせてくれます
整備された遊歩道を辿れば、頭の上からラベンダーの色と香りが降り注いでくるかのようです。そして見晴らしのよい高台まで上ると、眼下ほぼ180度、その花景色を見渡せるのですから本当にお見事!
その感動は胸が高鳴るというよりも、いつまでもここに腰を落ち着けてゆったりと見つめていたい ― そんな穏やかなときめきに近いような思いがしました。さすがは「癒し」の効果があるといわれるラベンダー・・・真夏並みの暑さを完全に吹き払ってくれるほどの、爽やかな眺めにしばし酔いしれた私でした。


公園ではアジサイも満開
やはりブルーと薄紫が美しい!
花もちのよいラベンダーたち、この週末も満開に近い素晴らしい光景を楽しませてくれましたが、きっと町のフェスティバルが終了する頃合まで、美しく町を染め上げることでしょう。
ここで住み暮らす方々をちょっとうらやましく思いつつ、これほど素晴らしい花旅をプレゼントしてくれた役場をはじめとする町のたくさんの人たちに、感謝の思いでいっぱいです。

「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」は7月4日(金)まで開催されています。

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