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花いっぱいレポート

地に輝く太陽の花 ― 夏を告げ知らせるひまわり畑の中で

2003年7月20日栃木県下都賀郡野木町 ひまわりフェスティバル レポーター:Rosemary Blueさん
 なかなかあけない今年の梅雨。灰色の雲が来る日も来る日もたれこめて、抜けるような青空と眩しい太陽に会いたい・・・そんな折、ふと目に留まったのがとある本に載っていた「ひまわりフェスティバル」。栃木と茨城の県境にある町でひまわりの大群落が見られるとのこと。
 ひまわりといえばあの太陽のように明るいイエローの花・・・空に太陽の掛からない時には、地上の太陽を見に行こう!そんなわけで、どんよりした朝の空にもめげず、わくわくしながら出かけたのでした。
◇◇◇
中学校のグラウンドを無料開放した駐車場を抜け、フェスティバル会場に向かう道中、雨は降り出さないまでも、空はうっすらとしたグレイ。やっぱり今日は天気悪いなあ・・・と分かっていても少し淋しい気持ちでしたが、前を見るとだんだんはっきりしてくる輝く黄色の帯。あたりが薄暗い分、その鮮やかさはまぶしい明かりが灯っているようです。


曇り空の下でも明るく輝くひまわりの花たち
勢いすら感じます
入場口付近はまだ3分咲きといったところでしたが、それでもその数は相当なもの。でも、今年はまだ寒い日が多いから全体として花はあまり開いていないのかも・・・。来週にすればよかったかな、とちょっと弱気になりましたが、さらに進んでフェスティバルのメインである「ひまわり迷路」の花畑へ。そこで先程の弱気が一転・・・!


フェスティバルのテントと街並みを背景に
ひまわり畑は大賑わいです
大きな花畑、その花の間を道にして迷路を作っているのですが、この花畑のひまわりはまさに見頃。中に入るのも楽しそうでしたが、何しろ一人旅の身、迷った時の不安(?)を考えると、やはり周りから眺めることにしました。
でもそれだけでも迫力は充分です。この場所だけ特別に陽の光が降り注がれたように、目の前を明るく照らしています。


空を見上げて・・・早く太陽に会いたいなあ、というつぶやきが聞こえてきそう
背の高い花たちが多いので、見上げながら側道を歩く私には、一輪一輪が曇り空のもとでもさんさんと輝く太陽そのものに見えました。
真っ直ぐに背筋を伸ばして立ち並ぶひまわりの花たち・・・みんな太陽の隠れている方向に首を傾けて、雲の切れ間を待っているようにも思えます。


畑の周りは静かな水田地帯
どこか懐かしさに心が和むような風景です
さらに歩いてただ一箇所だけある小さな展望台へ。先程まで見上げながら眺めていた花たちを、遥か先まで一望することができます。鉄のパイプ材などを利用して組んだやぐらのようなもので、その手作り感がとてもほほえましいのですが、ここに昇ったらもう、ほほえみなどというものではありませんでした。
大歓喜・・・!そして目を奪われる驚き!


見渡す限りのひまわり・・・この景色は圧巻!
本当にびっしりと、じゅうたんのように地を染めるひまわりの花・・・鮮やかな黄色と緑の織り成す、絵にも描けないような世界がそこには広がっていたのです。
数え切れないほどたくさんの花たちが、賑やかに、楽しそうにあたり一面に咲きそろう雄大な光景にただただ圧倒されました。


展望台から真下を見下ろして。花たちそれぞれに表情があって可愛らしさも感じます
花びらを気持ちよさそうに広げ、展望台で息を飲む私たちににっこり笑いかけてくれているかのよう。表現する言葉がないほどの、見事に地を覆い尽くすまぶしい花明かり・・・そして驚いたことに、あれほどどんよりとしていた灰色の雲に切れ間が見え、天からも光が降りてきました。


やはりひまわりには太陽の光
身体いっぱいに陽射しを受けて嬉しそうでした
さらに輝きを増すひまわりの花たち、太陽との再会を心から喜んでいるのでしょう!やはりひまわりには夏の太陽がお似合いですね。
その後は梅雨明けを思わせる陽の光と、明るい空に恵まれました。太陽を焦がれて少し淋しげにも見えていたひまわりたちが、嬉しそうに天を仰いでいます。
見る者に太陽の光のような元気をくれるひまわりは、太陽から元気をもらい、また見る者たちに更なる元気を与えてくれるのかもしれない・・・ふとそんなことを考えたひまわりとのひとときでした。

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