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花の少ない冬空の下をあでやかに染めるサザンカ・・・その見本園の風格さえ漂わせる公園が、都心にほど近い亀戸の街に腕を広げています。ですが数ある花の名所ガイドブックに名を連ねたのを、私は未だ見たことがありません。何故だろう?そう思わずにはいられないほどの花景色、その隠れたオアシスたる亀戸中央公園のサザンカの姿を、本日はお届けします。
 散歩にも好適の木々豊かな公園は、 晩秋の色彩にあふれています |
冬晴れが定番の12月ながら、はっきりとしない天気が多い東京・・・幸いなことに今日は朝から澄んだ青空が広がり、風もなく暖か。花めぐりの散策には絶好の日和です。
 斜めから射しこむ朝の光に、あでやかな花色が くっきりと浮かび上がります |
JR総武線平井駅から歩くこと10分強でたどり着く公園にもまぶしい光が注いでいて、それだけでも大満足!そこにぱっと明かりを灯したようなサザンカの花たちが太陽と同じ輝きで咲きそろっているのですから、感激というほかに言葉もありません。
 木々の間に漂えば、身も心も染め抜かれそう・・・ |
JRの線路をガードで挟み、テニスコートなどのスポーツ施設を取り込んでいる公園、敷地面積もなかなかのもの。その中に巡らされた園路沿いの至る所でサザンカは活き活きと花を開いています。
株の多さ、種類の豊富さ、いろどりの美しさ、どれをとってもこれほどのサザンカが何気ない公園に集められているのを私は見たことがありません。
 決して派手な印象の花ではないのに、 その存在感は見事です |
 青空によく似合いの白い花 目の覚めるような輝きです |
 淡い紅をひいたようないろどりは、 物静かで控えめな美しさをかもしています |
 やわらかな桃色は、ほっと心に 安らいだ思いを与えてくれます |
 空から花色が降り注ぐような高木は、優しい 桃色に染められています |
とりわけ素晴らしいのはその枝ぶり・・・3メートルはゆうに超えるサザンカの高木が一面花色に染まる様には、思わず息を呑んでしまいます。
 熱気すら感じさせるつややかな緋色のサザンカ |
華やかに木々を染め、風をいろどり、妖艶なまでの花姿をもって心を魅了して止まない冬の花灯り―――まとまった植え込みの隙間に立って鮮やかな花色に酔い、色づく銀杏や楓の木々の下からはるかにその姿を眺め・・・あふれるほどのサザンカの楽園、見頃は長く、桜がつぼみをふくらませる3月の下旬まで次から次へと花びらを広げます。
都心の雑踏を歩きつかれた時にふっと立ち寄って、冬の寒さも忘れるほどの心温まる花景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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