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元日の朝は、新年のイベントで街も郊外も大賑わい・・・特に海沿いの地域となれば、初日の出を望む人波で身動きが取れなくなってしまうのは必至。その混雑を避けるべく狙いを定めたのは1月2日――自身のお花見初めとして、とりわけ風の暖かい南房総・鋸南町に足を運びました。
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鋸南町といえばスイセンの名産地。年末の折から、真冬とは思えない花群落をあちらこちらで展開します。江月のスイセンロード、大崩の水仙郷など、見どころはたくさんあるのですが、本日の目的地は佐久間ダム親水広場。大崩の水仙郷から車で3分ほどの距離にある、水と緑の豊かな公園です。
 道沿いを点々と染めるスイセン 足元から甘い香りを漂わせています |
駐車場に車を停めて辺りを見渡すと、右も左も、前も後ろも、頭の上も足元も、あふれるばかりのスイセンの花たちが。いったい何処から見て回ればいいの?と嬉しい悲鳴で頭を悩ませるほどです。
 高台の斜面には、見渡す限り降り注ぐような スイセンの花が・・・ |
そんな中、最初に進んだのは、たった今、車で通過してきた広場の上を走る道路沿い。わざわざ一度広場の外に出る格好になるのですが、道の際に迫るような高台――その斜面を埋めつくすスイセンの群生。これは必見です。この花姿と甘い香りに、頭から足の先まですっぽりと包み込まれてしまいそう・・・。
 逆光を浴びたスイセンは、 地上の灯火のような表情を見せます |
高台からもう一度広場に戻り、ぐるりとダムを囲むように伸びる広場の歩道を進みます。この道は「スイセン歩道」と名づけるのにぴったり。足元を照らす灯りのように白い花が立ち並ぶ眺めは、まるで春の訪れを思い起こさせます。
 この遊歩道に立てば、 身も心も幻想の世界のただ中に |
この日はことさら暖かく、歩いても立ち止まっても気持ちがいい・・・すっかり和やかな気持ちで散策していた私ですが、ちょうど入口の対岸付近にあたるところまで足を進めたとき、思わずぼう然と立ち尽くしてしまいました。
見たこともないほどのスイセンの大群落――この広場でも指折りの花名所「水仙園」です。
 寒い季節の中でも、スイセンの花たちは暖かな 優しさに満ちあふれています |
足元を埋め尽くさんばかりに咲きそろう白い花たち。やわらかな朝陽を背に受けて、花そのものがきらきらと光を放っているような眩しさ・・・
 さざ波のように揺れる白い花 きらめく海のような美しさを感じました |
輝く海のごとく、たおやかに揺れるその様は、まさに別天地。自分が何処にいるのか忘れてしまうほど幻想的な光景です。
 鮮やかな緑の葉に浮かぶスイセンの花たちは、 まばゆいばかりの輝きです |
スイセンの園の中を縫うように設けられている遊歩道を歩いてゆけば、そそり立つ波さながらに花が迫ってくるようにすら感じます。
 雄大な山々の眺望 心洗われるような自然の広がりもまた格別です |
水仙園からはダムの水景色とはるかな山々を望む雄大なパノラマも広がり、胸いっぱいに風を吸い込めば、自分もその風景の一部になれるような気持ちがします。
 園内では早咲きの紅梅が花をつけ始めていました |
この親水広場は、真冬でも暖かな房総の風の中、見頃の長いスイセンの波間を漂いながら散策するのにうってつけのスポット。
新年の幕開けに、とても心地よい花散策を楽しむことができて大満足でした。
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