home
花いっぱいレポート

幻の桃源郷 ― あでやかな花色に満ちた古河総合公園

2004年3月27日 茨城県古河市 古河総合公園 レポーター:Rosemary Blueさん
厳しい寒の戻りで桜の開花が足踏みしている折、古河総合公園では、ひと呼吸早く春の訪れを祝福するような桃の花たちが、最高の見頃を迎えています。

◇◇◇


散策路はまるで桃のアーチです
駐車場の目前から圧倒的な広がりで咲きそろう満開の桃の木々。足を踏み入れた瞬間、自分がいったい何処にいるのか分からなくなるほどの驚きでした。
桃源郷…この言葉を耳にしたことは何度もありますが、この景色はまさに桃源郷そのもの。


深い紅の花が頭上にきらめくと、
圧倒的な迫力すら感じられます
朝早い折の風はまだ少し冷たいのですが、果てなく広がる華やかな桃のいろどりを前にすると、本当に寒い季節が過ぎ行こうとしているのだと肌で感じます。
目を上げれば、見渡す限りの桃色。風も空も花色に染まり、その下を歩く私の身体全体までも同じ色に変えられてしまいそうなほどです。


華やかに木々をいろどった花たちは、
散ったあともなお美しく地を染めています
早咲きのものは少しずつ散り始めていましたが、その花びらは木々の足元にうっすらと降り積もり、地までも淡い紅色に染め抜くみずみずしさです。


深い桃色の中に差しこむ光のような白の花
桃にも様々な種類がありますが、こちらの大半は濃い桃色。その桃色の花霞の中に、純白や深い紅の桃が微妙な色を挿し、互いの美しさを認め合うように咲き誇ります。
桃といえばひな祭り…可愛らしい女の子をイメージするのですが、その花姿はむしろ妖艶な美しさ。あふれるほどの花の中を漂っていると、まぶしい光を浴びる花たちのつややかさにうっとりと魅入ってしまいます。


白の花桃はまるで真新しい雪のような輝きです

目も心も奪われる、あでやかな桃の花姿



鏡のように澄んだ水面に溶ける花霞
ため息が出るほどの風景美です
桃園の中に広がる池の水景色も見事です。
桃の花色を水面に映し出し、澄み渡る透明と淡い桃色が溶け合う様は、言葉ではとても表せない究極の美しさ…この池のまわりをゆったりと散策していると日常のすべてが消え去り、異世界にまぎれこんでしまったよう。


空の青の鮮やかさにひときわ映える花色。園内何処を巡っても、目の覚めるような色彩美にあふれています
ぬけるような青空の下、頭の上から降り注がんばかりの桃に包まれる、幻のような花散歩…
まだつぼみの木もありますので、次の週末頃までは楽しめそうです。

花いっぱいレポートトップ

ホーム

support@hanaippai.com
花いっぱい.com に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
Copyright©2008 花いっぱい.com All rights Reserved.