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| 吉野山(よしのやま) 奈良県/吉野町 |
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吉野山は文学の世界に数多く登場している。古くは柿本人麻呂、山部赤人、大伴家持などの歌が『万葉集』に記され、平安時代には、西行法師が吉野山のさくらをたたえた歌を『山家集』に残している。徳川時代には、松尾芭蕉、貝原益軒など著名な文人墨客が往来し、詩歌、紀行を世に出した。 さくらはロープウェイから見下ろす「下千本」、如意寺付近の「中千本」、吉野水分神社周辺の「上千本」、さらに西行庵を囲む「奥千本」というように、標高200メートルから800メートルあたりまで谷をうずめ、尾根を覆っている。さくらの木肌にウメノキゴケが付着し独特な風情を見せる。 今から約1300年前、山岳宗教修験道の創始者、役小角(えんのおずぬ)が感得した金剛蔵王大権現の神木としてさくらを守り、尊んできた。したがってさくらの種類は、吉野神宮付近のソメイヨシノを除いてほとんど全山がヤマザクラである。毎年、新植したり、下草刈りをして愛護している。
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