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このグループのドングリは、胃腸が強く嗜好が合う人なら、1粒2粒位は生食することができるでしょう(私はしましたが、幸い救急車を呼んだことはありません)。しかし初体験の方々には、生のままカラから実を取り出し、その実をザルに入れて冷たい流水に2〜3日でも晒してから食べられることをお勧めします。
● コナラ(ブナ科コナラ属)
日本の里山、雑木林の象徴的な樹木といわれるのがこのコナラ、最も親しみ深いドングリです。
なにしろ日本全土の日当りのよい山地にごく普通に自生しており、春ともなると独得の銀緑色の、なんとも優しい新葉を展開し始め、それがほどなく黄緑色へと色彩を深めつつ、5月にはあまり美しくはないものの、多くの糸状の雄花を吊り下げるからです。
もしもこのコナラの花がもっと美しかったら「コナラ前線」としてサクラに次いでニュースに取り上げられたに違いありません。
私の家でも秋になるとコナラの実がポコポコと大量に落ちて、しかも彼ら(彼女ら)は気に入った所に落ちると、驚くなかれ、初冬には赤っぽい筋をもった根を天空に突き出したかと思うと、すぐに下を向いて地面なり、鉢の土にその先端を突き差し、その根は冬なのにグングンと地中に分け入っていくのです。この生命力の力強さには圧倒されます。
ところでこの丈夫で多産系のコナラのドングリですが、生でも1〜2粒は食べられますが、普通は水に数日さらしてから(理想は流水)食べるとよいでしょう。あるいは生の実をそのまま性能のよい「おろし器」ですりおろし、小麦粉と混ぜ合わせると、ドングリ味が売り物のコナラクッキーができます。塩味をちょっと加えた素朴なクッキーや、あれこれスパイス、クルミを加えたぜいたくクッキーもOKです。どうしてもドングリを生でクッキーのない人は、焼くに限ります・・・。
● ナラガシワ(ブナ科コナラ属)
本種も春に受粉すると、その秋に実が成熟する1年型ドングリです。コナラは全国区でしたが、ナラガシワは岩手県以西から九州までの分布です。
そして実の型はコナラよりはるかにズングリと太っているので、クッキーの材料には最適です。味もコナラと同じようなものです。
● ミズナラ(ブナ科コナラ属)
ミズナラは別名オオナラともいい、日本全土の山地で大きいものは樹高35mほどにも成長します。春受粉するとその秋に実が成熟するのはコナラ、ナラガシワと同じです。
実の大きさはナラガシワと同じ位大きいので、リスやノネズミなどに嫌われない程度に拾い集めるとよいでしょう。ブナの実の少ない年は、リスやクマやノネズミたちの大切な食料になります。
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