● イチョウ
(イチョウ科イチョウ属)
● 花期 4〜5月
● 果期 10〜11月
● 植生
日本各地の神社、寺、庭、街路樹、山野
イチョウは歴史的にも植物学的にも非常に話題性が多い植物ですが、ここではその実のギンナンについてのみ述べてみます。
まず知っておきたいのは、街路樹に成るイチョウの実は、栽培ものに較べると、やや小粒であるということです。栽培品は大きな実の品種を接ぎ木して育てるため、実生で成るようになったギンナンより、ぐんと実が大きくなるのです。
次に知っておきたいのは、小さいとはいえ自分で拾ったギンナンを食べるのは楽しいものです。土に埋めて皮を腐らせてから水で洗って乾かして食べる・・・のもいいのですが、できたらビニール手袋でさっさと水で果肉を洗い去り、早く密封容器に入れた方が、いつでもすぐ食べられてよいでしょう。
またこのギンナンは、正月を超えてからは日ごとに味が悪くなることもご承知おきください。年内は弾力があって、おいしかったギンナンも2月、3月に食べると、かなりパサパサギンナンになってしまいます。
料理法は今や隔世の感があるといってよいでしょう。昔は鉄なべやホーローでカラコロ加熱して炒ったものですが、電子レンジが普及した現在、ギンナンはレンジでチンします。古封筒(大・小、ギンナンの量により使い分ける)にギンナンと塩を一つまみ入れ、口をきゅっと指で折ったら、電子レンジに入れ、封筒の中で7〜10発、パン、パンパンパンと割れたらもう出来上がりです。まだ割れていない殻は殻割り(クルミ割り)で割って、中身をとり出し、そのまま、酒の肴にするなり(塩味が既についてます)、茶碗むしの材料にするのもよいでしょう。よく「食べすぎると鼻血が出るので5〜6粒まで」なんて言われますが、私は食べる時は30粒位、ちょいちょい食べています。そして鼻血は残念ながら一度も吹き出したことがありません!?
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