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食べられる植物 【野原】
ノビル
ノビル
(ユリ科ネギ属の多年草)

 日本全土の土手や堤防、草原や休耕田など、一度覚えると実に色々な所で見つけることができるのが、このノビルです。
 葉はニラやツルボに似かよっていますが、ニラより丸っこく、ツルボより緑が薄く軟らかそうなので、すぐに区別ができるようになるでしょう。軟らかいうちは青葉も食べますが、なんといってもお目当ては、地下の球根です。大きいものは三年もののラッキョウにまけない程に育ち、小さいものは一年もののラッキョウのような可愛らしい純白な球(タマ)です。通はノビルを秋に掘ります。すると親球の上部にグルリと小さな新球がいくつも育っていて、これをていねいに集めて、まさに精緻を極めた料理を作るのです。

食べる部位
 球根(鱗球。もしくはタマと呼ぶ。)

採取時期
 青葉は3〜5月。球根は一年中

食べ方
 辛さに生き甲斐を感じるような人は、洗った球根に味噌をちょっとつけて、そのまま食べる。たいていの人は刻んだものを薬味として、ソバや納豆の友とする。大多数は軽くゆでて、人によっては氷水でしめてから、酢味噌和えにする。他に肉、魚介との取り合わせも色々楽しめる。油とも合うので肉やレバーとの炒め物、卵とじ、天ぷらと応用範囲は広い。
 筆者のとっておきは、ノビルのしょう油漬け。中〜小粒を広口ビンでしょう油だけで漬け、半年たったら食べ始める。前述の親球の肩についた極小球だけを集めて漬けると、1ヶ月で絶品となる。韓国のトウガラシを数本入れてもよい。

 

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