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食べられる植物 【里山】
アマドコロ
アマドコロ
(ユリ科アマドコロ属の多年草)

 日本全土の近郊の丘などで、林の切れ目や森の開けた草地などに、かつてはしばしば群生していましたが、やはりこのアマドコロも近年は個体数が少なくなっています。以前は春の若芽とともに、横に走る肥大した地下茎も、年間を通して食べられていましたが、これからは地下茎は極力残し、若芽のみ楽しみたいものです。地下茎の形がヤマイモ科のトコロに似ていて、食べると甘味があるのでアマドコロと命名されたとか。でも採取はトコロの仲間のヤマノイモ(ジネンジョ)専門にして、アマドコロは遠慮しましょう。アマドコロと同じく白い美しい花を吊り下げるホウチャクソウは、食べると下痢などを引き起こすため、誤って採取してはなりません。けっこう同じ様な山地、丘陵の林縁、林内に普通にはえているので、注意が必要です。ホウチャクソウは肥大した地下茎がなく、若芽をかぐといやな臭いがし、若芽の先の葉を開くと中に二本の芽があります。アマドコロはいやな臭いがなく、葉の中には一本しか伸び芽がありません。

食べる部位
 若芽(茎)と地下茎

採取時期
 4〜5月(花期4〜6月)

食べ方
 春、地上部にスズランより優しく、スイセンの芽出しに似た若芽(茎)が伸びてきたら、葉が開ききらない若芽を、根もとから切り取り、さっとゆでる。そのままおひたし、サラダ、和え物とするか、天ぷらや卵とじ、煮ものにする。軽くゆでて炒めものにすると歯切れのよい食感が味わえる。(ユリ科ではナルコユリが同じように、またヤマユリは球根(ユリ根)のみを食用とするが、これからは自然での採取はひかえたい。)

 

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