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食べられる植物 【里山】
イタドリ
イタドリ
(タデ科イタドリ属の多年草)

 江戸時代の末期、シーボルトは多数の植物を日本からヨーロッパへ送り届けたり、自ら携えて帰国したといわれています。このイタドリもその中の一つで、当時のヨーロッパは、どうしたわけかこのイタドリ(正式にはオオイタドリ)に夢中になり、イギリスでもフランスでもオランダでも、多分ドイツでも、人々は競い合ってイタドリを庭へ植えたそうです。
 でも人々はこの日本のイタドリの強烈な生命力、繁殖力については、何も警戒していませんでした。かくしてイタドリはたちまち庭から各国の街角、道沿い、川岸、線路沿いにあふれだし、各地の植生をメタメタにし始めたのです。イギリスは近年ようやくこのイタドリを退治することに成功しましたが、他のヨーロッパ各国は、いまだにイタドリと格闘している最中です。フランス語やドイツ語やオランダ語で、「イタドリは命トリ!」と叫びつつ。

食べる部位
 春一番の芽立ち茎と、その後の若茎若葉

採取時期
 4〜5月(花期7〜10月)

食べ方
 雪国では昔は芽立ち茎を塩漬けとして、野菜代わりになるべく長く利用したり、雪どけ後最初に地中から伸び出した芽立ち茎を、油でいためておいしく食べたといわれる。今でも芽立ち茎やその後の若茎(先端部)をさっとゆでて、酢、レモン、しょう油などで食べると、歯ごたえも楽しめておいしい。煮すぎてはだめ。
 各種魚介類、肉などとの煮つけもよい。

 

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