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食べられる植物 【里山】
ツクシ
ツクシ
(トクサ科トクサ属のシダ類)

 タンポポやヨモギやイタドリなどとともに、誰にも遠慮なく、好きなだけたっぷりと採ってもよい野草(シダ)の一つです。でもご用心。二、三節づつあるツクシの節の はかまは、かなりごわつくので、必ず一本一本この はかまを指で取り去らねばなりません。酒の肴にちょっとならいいのですが、煮ものや油いため、佃煮やツクシ飯をつくるとなると、誰かにみっちりこの はかま取りをツクシてもらわなければなりません。その最適任者は、爪を長めにのばした女性です。
 爪の短い節くれだった男より、はるかに上手に はかまを取ってくれます。我慢強く、根気があり、不平不満を口にしない、そんな爪を伸ばした女性は、一体どこにいるのでしょうか?

食べる部位
 先端の胞子が開く前の若いツクシ

採取時期
 3〜4月

食べ方
 まず胞子(穂先)がまだ硬いスギナを選んで摘みとる。次にていねいに はかまを取り去り料理にかかる。一番てっとり早いのは油いため。生のまま好みの味つけで油でさっと炒めるだけ。春のほろ苦さが味わえる。あるいは炒めたツクシをしょう油、みりん、ダシ汁で煮つめると佃煮となる。またゆでておひたしにするほか、煮もの、卵とじ、酢のものにもなる。
 ツクシ飯は好みの濃さにしょう油、みりんで煮つけたツクシを、炊き上がった飯に平均して置き、軽く酒をふって蒸らしてから食べる。春の味がする。

 

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