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食べられる植物 【里山】
カタクリ
カタクリ
(ユリ科カタクリ属の多年草)

 山野草ファンにはおなじみの美しい花を咲かせるカタクリですが、近年はその自生地が開発などによって大規模に失われてしまいました。現在残されている自生地が、何とか守られることを願わずにはいられません。また規模は小さいものの、平野部各地でもかなりカタクリが植栽されるようになっているようです。
 この貴重なカタクリも、その春先のごく若い蕾だけを花茎ごと引き抜いておひたしにして楽しむ程度なら、植物のためには全く害を与えることにはなりません。花を咲かせ、実をつける負担が無くなるために、残った葉の作る栄養分は、たっぷりと地中の鱗茎へと送られ、実をつけた株より、かえって球が肥大するからです。人によっては「花ごと葉元を切って・・・」という表現も見られますが、カタクリは花が開く寸前の、蕾の状態のものを引き抜きましょう。これがカタクリに優しく、しかもカタクリの一番ぜいたくでおいしい食べ方なのです。
 本物のカタクリ粉を作りたいからといって、地中深くから根こそぎ掘り取ったりするのはもってのほかです。

食べる部位
 蕾とその下に続く軟らかく白くおいしい花茎

採取時期
 雪解けに隣接して咲き始める一週間からせいぜい10日間

食べ方
 さっとゆでて、しょう油をチョンとつけて食べる。その上品な甘味はたまらない。多食すると下痢をすると言われるが、残念ながらその体験は無い。
 ラップに小分けに包んで冷凍保存して、珍客に限って少量ずつ提供しよう。

 

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