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食べてはいけない植物
オキナグサ(翁草)
オキナグサ(翁草)

 キンポウゲ科のオキナグサは、以前は人家近くの野原や山地の日当たりの良い所や、腐葉土の重なった河原の大石の脇などに、ごく普通に生えていたのですが、現在は自生している姿は、なかなか見られなくなりました。ただし山野草として鉢での培養と、ロックガーデンでは広く栽培されています。
 毒は全草にあります。特に春の芽吹き時が、ヨモギの芽吹きに似ているため、めったに出会えないにしても、一応は用心しなくてはいけません。誤って食べると毒成分のラヌンクリンが体内でプロトアネモニン(アネモネの中にも毒性のある種がある)となり、胃袋が焼けるような痛みを感じるといわれています。

 同じキンポウゲ科オキナグサ属のツクモソウは山草愛好家でもある城 数馬(じょう かずま)という人が八ヶ岳で初めて発見して、父の名にちなんで九十九草(つくもぐさ)と命名したと伝わっています(正式学名は“Jho”ではなく、“Takeda”となっていますが)。この草は温暖地での栽培が困難な希少種なので、毒があろうとなかろうと食べてはいけません。

 

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