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食べてはいけない植物
スズラン
スズラン

 ユリ科植物の多くも美しい花を咲かせます。またユリ根をはじめとして食用・薬用となるものもありますが、このスズランのように全草に有毒成分コンバラトキシンを含むものもあります。誤食すると呼吸困難、心臓発作を引き起こすため、ギボウシ、コバイケソウ、ギョウジャニンニクとの違いをよく覚える必要があります。
 ギョウジャニンニクとコバイケイソウは、沢沿いや湿った林下・草地に生えるのでまだ区別しやすいものの、ともに乾いた草地に生えるスズランとギボウシにはくれぐれも間違えないように注意しましょう。初めての人は、まず区別できないので必ず経験者とともに採取してください。

 余談ですが、ヨーロッパでは16世紀半ばごろ、ドイツスズランが原材料と思われますが、この花から「黄金の水」という高貴にして高価な水薬が作り出されたそうです。その製法は「スズランの花をガラスの器に入れてアリ塚に1ヶ月埋めておき、そこにたまる液体」といった手のこんだもので、当時は金・銀の器に保存されたそうです。薬効の方は激しい痛風の痛みをよく取り、体だけでなく心の病をも治し、媚薬にもなる…そうなのですが、現在に伝わっていないところをみると、イワシの頭と同類であったのでしょう。

 

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